青汁は産地によって違いがある?安全性の高い青汁の見分け方と選び方を解説

青汁は産地によって違いがある?安全性の高い青汁の見分け方と選び方を解説

健康のために毎日欠かさず青汁を飲んでいる皆さんでも、原材料の産地まで確認する機会は、ほとんどないと思います。

しかし安心して青汁を飲むためにも、原材料がどこでどのように作られているかを知ることは、非常に大切なことなのです。

原材料が国内産なのか海外産なのか、国内であればいつどの地域で収穫されたものなのか?これは自分の身体のことを考えれば、当然知っておくべき情報です。

青汁に使われる野菜は、産地や旬によっても栄養素が大きく変わります。普段は余り気にすることがない、青汁に使われる野菜の産地について、さまざまな角度から詳しく探ってみましょう。

青汁の産地について

青汁の産地について

現在青汁を選ぶ時には、ほとんどの人がホームページで商品の詳細を確認していると思います。

それぞれのメーカーは、効果や味などのセールスポイントを詳しく説明していますが、原材料の産地にまで触れている商品は余り多くないかもしれません。

しかし中にはホームページで、産地について知ることができる青汁もあります。また「よくある質問」のコーナーなどで、詳細な産地の説明をしている商品もあります。

それらの情報を元に、ここから青汁を産地で選ぶ大切さを考えてみましょう。

産地による違いとは?

野菜はどんな土地でも、気候を問わずに栽培できるものではありません。種類によっては寒い土地に向くものや、逆に温かい地域でしか栽培できない野菜もあります。

まずはこの、野菜の産地による性質の違いから見てみましょう。

①適地適作

ひと口に野菜と言っても、実にさまざまな種類がありますが、大根のように寒冷地でも育つものや、ナスやキュウリのように暑い時期に収穫されるものなど、基本的には地域の気候に合わせて栽培されます。

青汁の原材料として人気のある明日葉や長命草などは、葉物野菜に分類されるので、本来は余り寒い地域では栽培されません。

青汁野菜の産地に九州地方が多いのは、こうした葉物野菜の栽培に適しているからでしょう。

しかし日本ではスーパーなどに行くと、一年中同じ種類の野菜が並んでいます。これはまず暖かい九州などから生産が始まり、季節ごとに徐々に産地が北上して、最後は北海道で生産されるというサイクルができているから。

青汁の原材料でもこの栽培法が取り入れられていて、例えば同じケールでも季節によって産地が違うこともあるようです。

②旬による栄養素と味の違い
旬による栄養素と味の違い
参考:地球畑

野菜には「旬(しゅん)」というものがありますが、これはその野菜が最も良く収穫できる時期を指します。

ところが旬の野菜は単にたくさん採れるだけではありません。旬の野菜は他の時期に比べると格段に栄養素が豊富で、おまけに味まで良いのです。

現在は生鮮品の保存技術が発達している上に、青汁は粉末状に加工されることが多いので、旬の時に収穫された原材料を保存してから商品にすることが可能です。

せっかく健康のために飲むものなので、最も栄養豊富な旬の野菜を使った青汁を選びたいものです。

③安全性の違い

適地適作や旬とも関わることですが、本来その野菜の栽培に適さない土地や、季節的に好ましくない時季での栽培は、野菜の成長に大きな負担をかけます。

その結果発育不良になったり、病虫害が広がったりします。

このようなケースでは、農薬や化学肥料の力に頼らざるを得ません。それでは健康サポート食品としては、大きな問題を抱えることになります。

青汁は安全性を考えても、その野菜の栽培に適した地域で、旬にもこだわった原材料を使った商品を選びましょう。国産野菜が原材料というだけで青汁を選ぶ前に、安全性についても考えてみてください。

青汁の原材料は国産だけではない

青汁の原材料は国産だけではない

現在100種類を超える青汁が商品化されていて、それぞれ他の商品とは違った特徴をアピールしています。

しかしそれら全てが、国産原料で作られているとは限りません。中には海外で栽培された野菜を輸入して、国内で青汁に加工している場合もあるのです。

野菜の輸入はほとんどが船で行われますが、長距離輸送の場合は何らかの薬品処理をしないと、途中で腐ったり虫害にあったりします。これは「ポストハーベスト」として問題視されています。

また海外の産地で栽培される時にも、日本で栽培されるような規格が適用されない場合があります。農薬や化学肥料の使用状況は、ほとんど分かりません。

ただし海外の産地とはいえ、青汁メーカーが厳しく栽培管理をすることもあるので、一概に海外産の原材料だから危険だと決めつけることはできません。

やはり詳しいことは、ホームページなどで確認するべきでしょう。

国産表記でも外国野菜の可能性も

国産表記でも外国野菜の可能性も

日本の食品表示のややこしいところですが、「国内製造」「国産」と表示してあるのに、実は海外産の原材料を使った青汁も存在します。この表示の意味は、国内の工場で製造されていることしか表していません。

例えば海外でペースト状に加工された原材料を輸入して、国内の工場で加工した商品を、「国産」として販売することもあり得るのです。

大量生産でコストを下げて、しかもなるべく品質の高さをアピールしたいメーカーは、このような方法で販売するかもしれません。

安全性を考えて青汁を選ぶなら、「国内産原材料を使用」という表示を確認しましょう。表面上だけ国産を装ったような商品では、安心して毎日飲むことはできません。

青汁の産地

青汁が初めて登場した時には、原材料の野菜はケールくらいしかありませんでした。それが現在ではバラエティに満ちた、非常に多くの種類の野菜が使われるようになっています。

その中から青汁のベースとして人気のある6種類の野菜の、産地と特徴について詳しく紹介します。良い青汁は良い産地の野菜から生まれます。

高品質な青汁を選ぶための貴重な情報として、ぜひ活用してみてください。

大麦若葉の産地と特徴

大麦は中央アジア原産で、人類が最も古くから栽培してきた穀物の一つです。

用途としては特にビールの原料が有名で、日本では米と同様に炊いたり、味噌や醤油の原料としても使われてきました。

日本では二条大麦の生産量が最も多く、産地としては九州の佐賀県が日本一です。大麦若葉は発芽した大麦が、20~30cmにまで育った若葉の状態で収穫されます。

この時期に収穫した若葉の方が、成長しきった大麦よりも栄養成分が豊富なためです。

産地が確認できる青汁の情報を調べてみると、大麦若葉の産地として有名なのは、大分県などの九州地方が中心です。

ここでメーカーと契約した農家が、農薬や化学肥料を使わずに栽培した大麦若葉が、品質と安全性にこだわった青汁として製造されています。

大麦若葉にはβ-カロテンや、多様な種類のビタミン類が豊富に含まれているため、免疫力のアップや体内の細胞の活性化に効果を発揮してくれます。

栄養豊富な土地で育った大麦若葉には、土壌に含まれるミネラル分がそのまま摂り込まれているので、代謝活動のアップにも非常に効果的。

また大麦若葉には強力な抗酸化作用を持つ、「SOD酵素」が含まれています。この酵素は動脈硬化や高血圧、糖尿病などの改善や予防に非常に効果的な成分です。

大麦若葉は各種栄養素をバランス良く含んでいて、青汁の原材料としてもどんどん人気が高まっています。

大麦若葉の主な健康効果
  • 生活習慣病の予防効果
  • 代謝アップと細胞の働きを高める効果
  • 疲労回復効果
  • 免疫機能を高める効果
  • 冷え性の改善効果
  • ストレスを和らげる効果
  • 貧血の改善と予防効果
  • ダイエット効果
  • 美肌効果

明日葉の産地と特徴

明日葉は日本原産のセリ科の植物で、房総半島・伊豆半島・伊豆諸島などで栽培されてきました。非常に生命力の強い植物で、昔から強壮剤の薬草として使われてきた他、葉と茎は食用野菜としても使われてきました。

明日葉の産地としては、東京都に属する伊豆諸島の中でも、八丈島・大島・三宅島などが有名です。特に青汁に使われる明日葉は、八丈島で栽培されたものが多いようです。

この地域は一年を通して温暖で、雨が多いことから明日葉の栽培に適しており、元々が火山岩から出来上がった土壌のため、非常にミネラル分が豊富です。

ここで農薬や化学肥料に頼らず栽培された明日葉の、茎と葉を使って作られた青汁が、最も栄養成分に優れていると言われています。

明日葉にはビタミン類の成分が豊富で、抗酸化作用やアンチエイジング効果の高いビタミンA・C・Eや、代謝活動を活発にしてくれるビタミンB群などがたっぷり。

身体を元気にしてくれると同時に、さまざまな病気の予防にも役立ちます。また明日葉には「カルコン」という、他の野菜にはない成分が含まれています。

カルコンには強い抗酸化作用と、血中コレステロール値の抑制、血糖値の抑制などの効果があると言われています。

また最近の研究結果から、明日葉には神経細胞の働きを活性化させる成分が含まれているため、認知症の予防でも効果が期待されています。

明日葉の主な健康効果
  • 動脈硬化の予防効果
  • 高血圧の予防効果
  • 糖尿病の予防効果
  • 免疫機能を高める効果
  • 美肌効果
  • 認知症の予防効果

ケールの産地と特徴

ケールは日本では、余り食用としては一般的ではありませんが、ヨーロッパでは日常的に食卓に上る野菜です。原産地はヨーロッパの地中海沿岸で、キャベツやブロッコリーの原種だとも言われています。

ケールが日本に初めて紹介されたのは、江戸時代の中期ごろと言われています。かなり丈夫な野菜で一年中栽培できることから、現在では日本各地で生産されるようになりました。

青汁に使われるケールの産地としては、鹿児島県・愛媛県・島根県・三重県・和歌山県・岐阜県・長野県・静岡県・北海道などがあり、ほとんど日本全域に広がっています。

これは季節ごとに産地を替えて、その時季の旬のケールを使うためです。

ケールは青汁の原材料としては最も有名な存在なので、各メーカーとも原材料としてのケールには特にこだわっています。

地域ごとに専属の農家と契約して、有機栽培や無農薬・化学肥料不使用のケールを使って作られた青汁も少なくありません。

ケールは野菜の中でもとび抜けて栄養豊富で、ビタミン・ミネラルは言うまでもなく、野菜としては珍しくカルシウムを多量に含有しています。

他にも睡眠の質を改善するメラトニンや、目の健康を保つルテインも豊富です。

最近注目の成分も多く、大麦若葉にも含まれるSOD酵素や、強力な抗菌作用と発ガン抑制作用を持つ「スルフォラファン」「イソチオシアネート」なども含まれています。

余分な体脂肪を身体の外に排出する働きから、ダイエット効果も期待できます。

ケールの主な健康効果
  • アンチエイジング効果
  • 皮膚や粘膜を丈夫にする効果
  • 睡眠の質を高める効果
  • 免疫機能を高める効果
  • 目の機能を健康に保つ効果
  • ストレスを和らげる効果
  • 全身の血流改善効果
  • 便秘解消効果
  • ダイエット効果

桑の葉の産地と特徴

養蚕がまだ盛んだった頃は、桑の木は日本のあちこちで栽培されていました。しかし現在では養蚕での需要が減ったため、栽培地域もかなり減少しました。

原産地は東アジアから東南アジアと言われていて、日本では昔から生薬として用いられてきた他、果実は食用にも利用されてきました。

現在桑の産地は全国に散らばっていますが、特に島根県(桜江町)と熊本県・大分県などが、有機栽培の桑の葉生産に力を入れているようです。

他にも養蚕が盛んだった群馬県、福島県北部、京都府丹後地方も有名で、最近では沖縄地方でも栽培が盛んになってきています。

桑の葉は青汁の原材料の中でも、トップクラスの食物繊維の含有量を誇っています。カルシウムもケールをしのぐ程に豊富で、各種ミネラルとビタミンがたっぷり。

桑の葉は昔から高血圧の予防と、血糖値の抑制に効果があることが知られていました。さらに最近になって、桑の葉に含まれる健康増進成分が、新たにいくつか見つかっています。

それが「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」「γ-アミノ酪酸(GABA)」「クエルセチンマロニグルコシド(Q3MG)」です。

これら3つの成分が相互的に働いて、血圧や血糖値の上昇を抑えるだけでなく、血中コレステロールの増加も抑えてくれます。

桑の葉は生活習慣病全般に、高い予防・改善効果を発揮してくれるのです。

桑の葉の主な健康効果
  • 血圧を下げる効果
  • 血糖値の上昇を抑える効果
  • 動脈硬化の予防効果
  • 免疫機能を高める効果
  • 便秘解消効果
  • アレルギー症状の緩和効果
  • ストレスを和らげる効果
  • ダイエット効果

クマザサの産地と特徴

クマザサは日本全国に自生していて、葉の形からも分かる通り竹とは非常に近い種類の植物です。食用には向かないものの、昔から薬草として利用されてきました。

京都地方に元々自生していたものが、徐々に各地に広がって行ったと言われ、今では北海道から鹿児島まで日本全土で見ることができます。

青汁や粉末茶の原材料としてのクマザサは、北海道での生産が盛んです。他にも長野県・岩手県・徳島県など寒い地域から暖かい地域まで、比較的広範囲に産地が分布しているようです。

これらは原生林に自生しているクマザサであったり、栽培されているクマザサであったりしますが、ほとんどが農薬や化学肥料を使わずに育てられています。

クマザサに多く含まれる成分は食物繊維と葉緑素、もちろんビタミンやミネラルも豊富に含有しています。

葉緑素は血液中のヘモグロビンの働きを助けるため、貧血の予防や全身の血流改善などの効果があります。

またクマザサ多糖類と呼ばれるバンフォリンや、安息香酸などの抗菌防腐作用の高い成分を含んでいるため、体内で有害な細菌の繁殖を抑えたり、胃炎や胃潰瘍の改善にも効果的だと言われています。

クマザサの主な健康効果
  • 胃腸の調子を整える効果
  • 貧血の予防と改善効果
  • 血圧を安定させる効果
  • 血流改善効果
  • 便秘解消効果
  • 動脈硬化の予防効果
  • デトックス効果
  • 口臭や体臭の予防効果
  • ニキビの予防効果

長命草の産地と特徴

長命草は九州から南西諸島全域で、昔から自生していたセリ科の植物です。正式には「ボタンボウフウ」と呼ばれ、食用以外にも薬草として用いられてきました。

長命草は元々沖縄地方で栽培されていたことから、現在でも与那国島(沖縄県)・喜界島(鹿児島県)などの南西諸島での生産が盛んです。また香川県の小豆島でも栽培に力を入れています。

長命草は各種ミネラルやビタミン以外に、ポリフェノールを極めて多く含有しています。そのため強い抗酸化作用によって活性酸素を除去してくれ、生活習慣病全般の予防やガンの予防にも効果があると言われています。

また長命草には排尿障害を改善する作用があり、夜間頻尿や残尿感の改善に効果的なことが分かっています。

これは「イソサミジン」という特殊な成分によるもので、この成分が前立腺や膀胱の収縮を和らげたり、排尿の量を増やしてくれるのです。

イソサミジンには血管拡張作用もあり、全身の血流を改善してくれることから、動脈硬化の予防や冷え性の改善などにも効果を発揮してくれます。

長命草の主な健康効果
  • 生活習慣病の予防効果
  • 排尿障害の改善効果
  • 血圧を安定させる効果
  • 動脈硬化の予防効果
  • 冷え性の改善効果
  • 疲労回復効果
  • 美肌効果

産地以外のチェックポイント

青汁に使われている原料野菜は、それぞれの特性に合った地域で育てられています。しかし栄養成分が豊富で安全性の高い青汁は、原材料の産地だけでは分かりません。青汁を選ぶ時には、産地以外にも確認しておきたいポイントがあります。

それは、どのようにその野菜が栽培されているかです。さらに青汁に仕上げる段階での、製造過程にも注意しなければなりません。

原材料の育て方と青汁への加工法で、青汁の品質は大きく変わります。

産地とともに、製造方法もチェック

どれだけ高品質の原材料を使っても、青汁にする段階で栄養素を失っていたり、身体に良くない成分が混入しては意味がありません。

青汁選びは製造方法もしっかりとチェックする必要があります。

青汁のために収穫された野菜は、加工までに鮮度を保たなければなりません。青汁作りは既に収穫~輸送の段階から始まっています。

通常は低温輸送で工場に届けられた野菜は、最初に洗浄されますが、ここで化学洗浄剤などを使うと安全性に問題が出てきます。

次に野菜をカットして徐々に細かくすると同時に、一部は原材料から汁を搾ります。

ここから粉末状にする過程で、いかに原材料の栄養成分を失うことなく保てるかが、高品質の青汁作りで最も重要なポイント。

現在では細かくカットした原材料は、「フリーズドライ製法」で凍結乾燥してから粉末状にします。一方搾られた汁の方は、「スプレードライ製法」で同じように粉末状にされます。

これらの製法は原材料に余分な熱を加えないように工夫されています。青汁の健康効果のベースになる、各種ビタミン類や酵素は熱に弱いものが多いので、高温乾燥すると効果が失われてしまうのです。

青汁を選ぶ時には、高温で処理されていない商品を選んだ方が良いでしょう。

他にも液体状やゼリー状の青汁もありますが、いずれも製造段階で高温処理されていないものを選んでください。

またメーカーのホームページで、製造の環境や工程を詳しく公開している商品の方が、より安心して毎日飲むことができるでしょう。

契約農家の野菜を使っているか

契約農家の野菜を使っているか

食品の原材料の安全性は、責任の管理体制によって決まります。その点は屋外の畑で栽培される野菜でも同じことです。

誰が責任を持って育てたのか、万一品質に問題があった時は誰が責任を取るのか、それが明確ではない野菜に対して安心感は生まれません。

青汁に使われる野菜は、大きく分けると3つのタイプに分類されます。1つはメーカーが管理する、自社農園で栽培されるもの。もう1つはメーカーと提携した、契約農家で栽培されるもの。

そしてもう1つが、メーカーとは直接関係のない農場で栽培されたものです。最後の1つには、海外で生産された野菜や原材料も含まれます。

さて、メーカーがしっかりと生産者と連携している場合と、誰が栽培したのか分からない野菜を使っている場合と、どちらが信頼できるでしょうか?

これは答える必要もないくらい明らかでしょう。

メーカーの自社農園や、契約農家で野菜を栽培している人たちは、メーカーが作る青汁に対して責任を負っています。

つまり品質の悪い野菜や、安全性に問題がある野菜を作るわけには行かないのです。青汁は産地だけではなく、生産者の情報まで確認できる商品を選びましょう。

有機野菜を使っているか

ここまでで紹介してきた、青汁の原材料になる野菜たちですが、産地と生産者だけで安全性が決まるわけではありません。

最も重要なポイントは、その野菜がどのように栽培されたのか、ということです。

原材料のほとんどは、一般的な野菜と同じように畑で栽培されています。野菜をある程度以上の規模で栽培する場合には、害虫や病気を防ぐために定期的に農薬を散布します。

また収穫量を安定させるために、必要に合わせて化学肥料も使われます。

私たちが直接口にするものなので、農薬や化学肥料も一定の安全基準が満たされていなければ、農業に使うことはできません。

しかし本当に身体のためを考えると、毎日飲み続ける青汁の原材料には、農薬や化学肥料を使ってほしくはありません。

それを私たち第三者がチェックする目安になるのが、「有機野菜」や「有機農法」という表示です。

日本では平成11年に改正された「JAS法」によって、「有機」や「オーガニック」などの表示は、登録認証機関によって認証されていないと使用できなくなりました。

有機野菜とは簡単に言えば、農薬や化学肥料に頼らずに栽培された野菜です。認証を受けるためには、畑の土壌成分から使用する肥料の成分までを詳細に分析して、栽培期間中の作業工程も全て記録して提出しなければなりません。

栽培に関する規格も非常に細かく厳しく定められていて、しかも同じ畑で通常は3年以上有機栽培を続けないと、認証を受けることはできません。

有機野菜であることの証明は、上記の「有機JASマーク」や「OCC認証マーク」などで確認できます。これらのマークが表示してある商品は、有機栽培された原材料で作られた青汁です。

またメーカーのホームページや公式サイトで、「有機」という説明があれば、安全の証しとして考えても良いでしょう。

添加物や農薬についてもチェック

添加物や農薬についてもチェック

青汁には粉末タイプ以外にも、現在さまざまなタイプの商品が登場しています。その中には味を良くするためや、保存性を高めるために添加物を使っているものもあります。

また美容成分を追加して、商品の差別化を図っているものもあります。

一般的な食品に加えられる添加物には、保存料・防腐剤・甘味料・着色料・香料などがあり、一部では長期的な摂取による危険性も指摘されています。

青汁でもタイプによっては、甘味料や香料などを添加した商品があります。

美容効果までプラスした商品では、プラセンタ・コラーゲン・ヒアルロン酸などが良く使われていますが、これらは通常天然原料から作られているので、健康に対するリスクは少ないと考えて良いでしょう。

しかし健康第一で飲む青汁ですから、選ぶ時には野菜のみを原材料にした、シンプルなタイプの青汁をおすすめします。

青汁は健康効果と安全性が共に高いものが、高品質な商品としての第一条件です。

添加物とは別の問題ですが、原材料の残留農薬チェックに関しては、かなり大掛かりで手間のかかる作業なので、定期的に実施しているメーカーは少ないと思われます。

農薬が心配な時は、先ほど説明した有機野菜を使った青汁を選んでください。

産地にこだわったおすすめの青汁

ここまで説明してきた、高品質で安全な青汁の条件を満たす商品として、2つの青汁を紹介します。どちらも原材料の品質にこだわった商品なので、青汁選びの参考にしてください。

サンスター 粉末青汁

厳選された国産野菜100%飲みで作られたのが、この「粉末青汁」です。

原材料はケール・明日葉・大麦若葉・モロヘイヤ・ブロッコリーの5種類。これ以外の原料は一切使っていません。もちろん食品添加物の使用もゼロ。

青汁に使われる野菜を理想的な組み合わせで、バランス良くミックスしているため、非常に栄養成分の豊富な青汁に仕上がっています。

1袋で生野菜およそ100g分の栄養素が摂れるため、特に普段から野菜不足が気になる人にはおすすめの青汁です。

マイケア ふるさと青汁

「ふるさと青汁」は、八丈島産の明日葉をメインに、大麦若葉と桑の葉をブレンドして作られています。原材料は全て国産で、メーカーのホームページによれば、直接契約した農家が作った安全な野菜を使用。

農薬や化学肥料に頼らずその土地の土壌を活かした、昔ながらの方法で栽培された野菜のみということです。

また製造管理にも細心の注意を払っていて、厳重に品質管理された工場で生産され、いくつもの検査を経てから青汁として販売されています。

3つの原材料のブレンド比率を工夫しているので、非常に飲みやすい青汁に仕上がっています。美味しくなければ続けられないというのも、「ふるさと青汁」のこだわりなのでしょう。

青汁 産地Q&A

青汁 産地Q&A

最後に1つだけ、青汁の産地に関する疑問にお答えしておきましょう。

ケールを使った青汁は産地や時季によって味が違う?

ケールの産地は鹿児島県から北海道に至るまで、日本全域にまたがっていますが、これはキャベツと同様に、季節によって産地を替えて一年中生産するためです。

ケールはキャベツと非常に近い野菜なので、余り暑い時季は好みません。そのため夏場のケールは、春や初冬の旬のケールと比べると、味が違うかもしれません。

当然時季によって産地も移動するので、その地域の土質によっては栄養素の成分も変化するでしょう。同時に味も微妙に違ってくるかもしれません。

これはケールが他の原料野菜に比べて、広い範囲に産地が散らばっているせいでしょう。しかしどの産地であっても、生産者さんが心を込めて育ててくれれば、美味しいケールと美味しい青汁になるはずです。

青汁の産地はとっても重要!購入前にしっかり確認しよう!

青汁の産地はとっても重要!購入前にしっかり確認しよう!

普段は余り気にしないことですが、青汁の原材料を産地から考えてみるのも、健康のためには重要なことだと改めて気づかされます。

現在青汁の原材料になる野菜には非常に多くの種類があり、そのほとんどは一般では市販されていません。

そのため一体どこで生産されているのかは、詳しく調べないとなかなか知ることができないかもしれません。

しかしどんな野菜でも、品質と安全性を決めるのは生産者のこだわりです。

生産者の皆さんが野菜を愛して、消費者の健康を考えてくれることが、最終的には栄養豊富で安全な青汁を生み出してくれます。

これから青汁を選ぶ時には、産地と栽培方法の確認も忘れずに!

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管理人自己紹介

青葉しずく(アラフォー)

青汁の教科書を運営している管理者であり、日本一青汁に詳しい現役栄養士の青葉しずくです。

青汁は現代人に不足がちな野菜の栄養をしっかり補うことのできる数少ない健康飲料。一人でも多くの人に飲んでもらいたく、日々青汁の研究を続ける毎日です。

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