ペットも青汁で健康になる!?犬や猫に青汁を飲ませる注意点とは?

ペットも青汁で健康になる!?犬や猫に青汁を飲ませる注意点とは?

「ペットの健康のために、青汁を飲ませても大丈夫かな…」こんな疑問を持っていませんか?

青汁には豊富な栄養素が含まれており、飲むことで野菜不足を解消できるので、人の健康維持に効果的です。しかし、犬や猫の健康にも効果があるのでしょうか。

ペットの健康のために、青汁を飲ませたいと考えている人は多くいます。しかし同時に、犬や猫に青汁を飲ませて大丈夫なのかという疑問や不安を持っています。

今回は、犬や猫に青汁を飲ませていいのかを詳しく説明します。ペットの健康のために正しい知識を身につけましょう。

犬に野菜は必要?食べさせてもいいの?

犬に野菜は必要?食べさせてもいいの?

犬に野菜は必要なのでしょうか。そもそも、食べさせてもいいのでしょうか。ここでは、犬の性質や体の構造について確認していきましょう。

犬はもともと肉食動物

犬の祖先は肉食動物であるオオカミで、もともとは肉食動物でした。それが人と暮らすようになって、人と同じ食べ物を食べるようになり、雑食になりました。

犬の体の構造は、ほぼ肉食動物です。そのため、人の体の構造とは違っています。一緒に生活していると、人と同じものを食べさせたくなるかもしれませんが、犬には食べさせないほうがいい食べ物もあります。

人と犬は消化、吸収に違いがあるので、体に必要な栄養素や必要量も違います。人と同じような感覚で食べ物を与えると、栄養バランスを崩して病気になることもあるので注意が必要です。

人と犬では歯の構造が違う

人と犬では、歯の構造が大きく違います。

人の歯は尖った歯が少なく、食べ物をすりつぶしやすい構造になっています。口の中でよく噛んで消化しやすい形にするためです。

一方、犬の歯は肉食動物の特徴である、肉などを引き裂いて、噛みちぎる構造になっています。食べ物をすりつぶすようにはなっていません。

これは食べ物をのどに通る大きさにするためで、ほとんど丸のみに近い食べ方をします。人のようによく噛んで食べることはないのです。

人と犬では消化、吸収に違いがある

人と犬は歯の構造だけでなく、食べ物の消化や吸収にも違いがあります。

人の唾液には消化酵素が含まれています。歯で食べ物をすりつぶし、唾液に含まれている消化酵素で分解しています。よく噛んで食べるように言われるのはこのためです。

一方、犬の唾液には消化酵素は含まれていません。丸のみした食べたものはすぐに胃に到達し、胃液でたんぱく質だけを分解します。そして、その他は腸に送られて、腸で分解酵素によって分解されます。

また、人と犬では腸の長さにも違いがあります。犬は腸から栄養素を吸収しますが、犬の腸は人のように長くありません。

そのため、繊維質の多い食べ物や炭水化物の消化は苦手で、十分に消化吸収されずに排出されることがあります。

犬に野菜を食べさせても大丈夫?

このように、人と犬では体の構造や食べ物の消化、吸収に違いがあります。犬はもともと肉食動物なので、肉類などのたんぱく質や脂肪、骨などの消化、吸収に適しているといえます。

また、犬の肝臓にはビタミンCを合成する能力があるので、毎日野菜を食べなくてもビタミンC不足になることはありません。

野菜から摂取できる栄養素もありますが、繊維質の多い野菜などはうまく消化できないので、人のように毎日食べる必要はないでしょう。

また、犬が食べてはいけない野菜もあります。詳しくは後で説明しますが、犬に野菜を食べさせるときは、食べさせても問題ないかを事前に確認することが大切です。

猫に野菜は必要?食べさせてもいいの?

猫に野菜は必要?食べさせてもいいの?

犬の体の構造や消化、吸収について確認しました。では、猫はどうなのでしょうか。次に猫の性質や体の構造について確認していきましょう。

猫は完全肉食動物

犬は雑食といえますが、猫は完全肉食動物です。そのため、基本的には野菜を食べる必要はありません。キャットフードを食べるだけでも、体に必要な栄養素は摂取できます。

猫は食べ物の味を感じる味蕾(みらい)が少なく、わずか800個ほどと言われています。人の味蕾は約10,000個あるので、猫は人の10分の1程度しかありません。

猫が一番敏感な味覚は酸味です。肉食動物であるため、獲物の肉が腐っているかどうかを確認するために必要だからです。

酸味には敏感な一方で、甘みを感じることができず、塩味にも鈍感という特徴もあります。猫が肉や魚には興味を示すのに対し、野菜にあまり興味を示さないのは味覚によるものと考えられます。

犬と猫の歯の構造はほぼ同じ

犬と猫の歯の構造はほぼ同じで、肉食動物のものになっています。

すべての歯が鋭くて、肉を引き裂いて噛み切ることに適した形になっています。あごは上下のみで水平方向には動かないので、人のように食べ物を歯ですりつぶすことができません。

また、猫の咀嚼は犬よりも少なく、食べたものをのどに通る大きさにして丸のみします。

犬と同じように唾液の中に消化酵素を含まないので、人のように口の中でよく噛んですりつぶす必要がないのです。

猫の消化、吸収について

猫の胃は1日に何度も少しずつ食事をするのに適しています。理由は胃が小さいのと、野生時代に小動物を何度も捕まえて食べていた名残だと言われています。

猫の胃液は酸性度が強く、食べ物を丸のみしても消化できるようになっています。骨も消化できて、有害な細菌を死滅させることもできます。

消化された食べ物は腸に送られ、栄養素や水分を吸収します。肉食動物である猫の腸はたんぱく質と脂質の消化に適しており、炭水化物や繊維質の多い野菜の消化は苦手です。

犬と同じく、猫もビタミンC を体内で合成できるので、野菜から摂取しなくてもビタミンC不足になることはありません。

猫が毛玉を吐き出す理由

人は体調不良などの場合に嘔吐することがありますが、猫は健康な状態であっても、キャットフードや毛玉を吐き出すことがあります。

猫は自分の体を舐めて毛の手入れをしていますが、そのときに毛を体の中に取り入れてしまうのです。

そのため、多くの猫は取り入れた毛によってできた毛玉を吐き出します。毛玉を吐く頻度はその猫によって個人差があり、短毛の猫などはまったく吐かないこともあります。

また、猫は毛玉を吐き出すために、草を食べることもあります。これは、胃腸を刺激して毛玉を吐き出す効果があるからです。

猫が好んで食べる草を「猫草」といい、ペットショップやホームセンターなどでも販売されています。道端の草には有害なものもあるので、もし食べさせるなら専用の猫草を購入したほうがよいでしょう。

犬や猫に野菜を食べさせるメリットとは

犬や猫に野菜を食べさせるメリットとは

ここまでで、犬と猫それぞれの特徴が確認できました。次に、犬や猫に野菜を食べさせるメリットについて確認していきましょう。

犬に野菜を食べさせるメリット

犬に野菜を食べさせるメリットは以下の通りです。

  • 水分補給
  • 便秘解消
  • ダイエット効果

水分補給は大切ですが、水を飲むのが苦手な犬もいます。野菜には水分が含まれているので、野菜を食べることによって水分を補給できます。

また、便秘解消もメリットのひとつです。便秘になる原因には水分不足や食物繊維不足があるので、野菜を食べることによって水分と食物繊維が補給でき、便秘解消が期待できます。

さらに、野菜を食べることでダイエット効果も期待できます。ドッグフードをしっかり食べているのにまだ食べたがる場合は、野菜を食べさせることによって摂取カロリーを抑えることができるのです。

猫に野菜を食べさせるメリット

一方、猫に野菜を食べさせるメリットは以下の通りです。

  • 便秘解消
  • 毛玉を吐く

猫は完全肉食動物なので、基本的に野菜を食べさせる必要はありません。しかし、室内飼いの猫は運動不足で便秘になりやすいといわれています。

野菜に含まれる水分や食物繊維を摂ることで、便秘解消効果が期待できます。

また、猫は自分の毛を体の中に取り入れやすいことから、胃の中に毛玉がたまり、便秘や他の病気の原因になることがあります。

猫草のほか、野菜を食べさせることによって胃腸を刺激し、毛玉を吐き出させる効果が期待できるのです。

犬や猫に食べさせてはいけない野菜・害を与える成分

犬や猫に食べさせてはいけない野菜・害を与える成分

犬や猫、特に猫には野菜を食べさせる必要はないものの、メリットもあることがわかりました。では、食べさせてはいけない野菜はあるのでしょうか。

ここでは、犬や猫に食べさせてはいけない野菜や害を与える成分について確認していきましょう。

たまねぎ、長ネギ、ニラなどのネギ類

たまねぎや長ネギ、ニラなどのネギ類を食べさせてはいけません。とくに、犬よりも猫のほうが危険度が高いと言われています。

食べたときの症状は、貧血や血尿、下痢、嘔吐、衰弱、心拍の増加などがあります。

ネギ類にはアリルプロピルジスルファイドという成分が含まれており、血液中の赤血球を破壊してしまうことで貧血を引き起こします。量によっては死に至ることもあるほど、犬や猫にとっては危険な食べ物なのです。

野菜の形が残っていなくても、たまねぎや長ネギを煮込んだスープやエキスなども危険です。加工品などを与える場合には十分に注意する必要があります。

ぶどう、レーズン

ぶどうやレーズンも食べさせてはいけない食べ物です。

摂取後2~3時間後から嘔吐や下痢、食欲不振、脱水症状、元気がなくなって体を丸めるなどの症状が現れます。そして、3~5日後に腎不全を発症し、最悪の場合は死亡することもあります。

因果関係はまだはっきりとは解明されておらず、ぶどうやレーズンのどの成分が原因なのかはわかっていません。同じ量を食べても症状がひどいケースもあれば、まったく症状が出ないケースもあるようです。

食べた量が少量でも症状が現れるので、万が一食べてしまった場合はすぐに動物病院へ連れていくようにしてください。

アボガド

人にとっては栄養価の高いアボガドも、犬や猫には食べさせてはいけません。

食べると下痢や軟便、嘔吐、呼吸困難、けいれんなどの症状が現われ、最悪の場合は死亡する恐れもあります。

アボガドにはペルシンという殺菌作用のある毒素が含まれ、人には無害ですが、犬や猫には毒になってしまいます。

外国のペットフードにはアボガドが入っているものありますが、ペルシンの含有量が少ないアボガドを使っていると考えられます。

アボガドの種類は千種類以上もあると言われており、日本に流通しているものはペルシン含有量が多いので、犬や猫に食べさせるのは危険なのです。

犬や猫に食べさせても良い野菜

犬や猫が食べると危険な野菜について確認できました。では、食べさせても良い野菜にはどんなものがあるのでしょうか。

ここでは犬や猫に食べさせても良い野菜について、良い理由や期待できる効果、注意点などを確認していきましょう。

犬が食べても良い野菜

犬が食べても良い野菜

犬は猫に比べると食べられる野菜が多くあります。具体的には以下の通りです。

  • キャベツ
  • ブロッコリー
  • にんじん
  • 大根
  • かぼちゃ
  • さつまいも
  • きゅうり

キャベツはさっと茹でてから細かく刻んで与えるのがおすすめ。食物繊維を含むので便秘予防になります。ブロッコリーは房の部分を茹でると食べやすくなります。ビタミンCが豊富で免疫力アップに効果的です。

にんじんや大根は生のまますりおろすか、茹でて与えましょう。にんじんに含まれるベータカロテンには抗酸化作用が、大根には消化を助け、腸を整える働きがあります。

かぼちゃとさつまいもは茹でるのがよいでしょう。栄養が豊富で、食物繊維が含まれることから便秘予防になります。しかし、カロリーが高くて太りやすいので、与える量に注意が必要です。

きゅうりはスティック状にして与えるのがおすすめです。夏野菜なので、水分不足になりやすい夏は水分補給ができます。下痢になることがあるので食べすぎに注意しましょう。

猫が食べても良い野菜

猫が食べても良い野菜

続いて、猫が食べても良い野菜を紹介します。

  • 大根
  • トマト
  • きゅうり

大根にはたんぱく質や脂質、炭水化物などを分解する酵素が含まれているので、食べ物の消化、吸収を助けてくれます。熱を加えると酵素がダメになってしまうので、すりおろして与えるとよいでしょう。

トマトやきゅうりも生で与えても問題ない野菜です。いずれも水分を含み、体温を下げる効果があるので、夏の暑い日の水分補給として与えるのがおすすめです。

野菜を食べさせるときの注意点

犬や猫に野菜を食べさせるときは、食べさせても大丈夫かを必ず事前に調べてから与えるようにしましょう。

人の健康に良い野菜でも、犬や猫が食べると危険な野菜があります。

また、犬や猫の体の構造は人と違い、野菜よりも肉類の消化に適しています。そのため、野菜を与えすぎると消化不良を起こし、便秘や体調不良になることも。

犬や猫に野菜を与えるときは、食べやすく調理したうえで、少量だけ与えるとよいでしょう。ペットフードの栄養を補うものと考えておくのがおすすめです。

犬や猫に青汁は飲ませてもいいの?

犬や猫に青汁は飲ませてもいいの?

ここまでで、犬や猫に食べさせても良い野菜、悪い野菜について確認できました。では、青汁を飲ませるのはどうなのでしょうか。

ここでは、ペットに青汁を飲ませてもいいのかを説明します。

青汁はペットに飲ませないほうがいい

青汁には豊富な栄養素が含まれており、犬や猫に飲ませることで、野菜の栄養が摂れるメリットも考えられます。

しかし、青汁はあくまでも人のために作られたものです。人には有効な栄養素も、犬や猫には効果がないどころか、体調不良や病気を引き起こすかもしれません。

先程ご紹介したように、犬や猫には食べると体調を崩し、最悪は死亡してしまうかもしれない野菜もあります。

犬は雑食とはいえ肉食に近く、猫は完全肉食動物です。基本的には野菜を食べなくてもペットフードから栄養を摂取できます。

野菜を食べるデメリットや体の特徴を考えると、ペットに青汁は飲ませないほうがよいでしょう。

どうしても飲ませたい場合はペット専用青汁を

健康のためにどうしても青汁を飲ませたい場合は、ペット専用青汁を選ぶのがおすすめです。

ペット専用に作られた青汁なので、犬や猫に飲ませても大丈夫な野菜で作られており、安心して与えることができます。

人が飲む青汁には、犬や猫にとっては有害な栄養素が含まれている可能性もあります。ペットフードだけでは栄養が不十分だと感じる場合は、ペット専用青汁を検討してみてはいかがでしょうか。

ペットに青汁は飲ませないほうがいい。飲ませる場合はペット専用青汁を!

青汁には豊富な栄養素が含まれていますが、あくまでも人が飲むために作られたものです。人には健康に良い野菜でも、犬や猫には有害なものもあります。

野菜を摂れるメリットも考えられますが、体調不良や病気になる可能性もあります。ペットに青汁を飲ませるのはやめるべきです。

ペットの健康のためにどうしても青汁を飲ませたい場合は、ペット専用青汁を選びましょう。

102種類以上から厳選!青汁飲み比べ徹底比較!! 実際に飲んで試した!体験レポート公開中!

管理人自己紹介

青葉しずく(アラフォー)

青汁の教科書を運営している管理者であり、日本一青汁に詳しい現役栄養士の青葉しずくです。

青汁は現代人に不足がちな野菜の栄養をしっかり補うことのできる数少ない健康飲料。一人でも多くの人に飲んでもらいたく、日々青汁の研究を続ける毎日です。

このページのトップへ