極の青汁(サントリー)
国産茶葉(煎茶と抹茶)を贅沢に使い爽やかな飲み口、あっさりとした後味が特長的なサントリー『極の青汁』
極の青汁は飲料メーカーであるサントリーが素材や製法、飲みやすさに関して徹底的にこだわって作った青汁です。お茶の生産で有名な宇治の煎茶と愛知産の抹茶を絶妙なバランスで配合しているから野菜の実感力はありながら、お茶のような爽やかな飲み口。
また、サントリーの青汁は飲みやすさだけでなく、鉄分や食物繊維が豊富に含まれている国産の大麦若葉、緑黄色野菜の中でもビタミンEやβカロテンがたっぷり含まれた明日葉も配合されています。
他にもサントリーでは、野菜のチカラを引き出し、吸収力を高めるポリフェノールの一種「ケルセチンプラス」を配合。栄養をすぐに実感できるから日々の野菜不足で悩んでいる人におすすめの青汁です。
購入者全員に極の青汁を10%増量、送料無料でお届け!さらに、青汁作りに便利な青汁シェーカーまでプレゼント。通販限定の特典です。
※2004年5月~2016年12月。サントリーウエルネスの青汁商品累計。1杯に1包使用。
黒糖抹茶青汁寒天ジュレ(コーワ)
食物繊維や約40種類の植物発酵エキスに加え100億個の乳酸菌まで配合した新感覚ゼリータイプの青汁!
バンテリンやキャベジンなど数多くのヒット商品を手掛けてきた興和新薬が2015年10月より「ゼリータイプ」の青汁を販売しました。
食物繊維の豊富なクマイザサや寒天に加え緑黄色野菜の明日葉やケールなど約40種類の植物を発酵させたエキスも含まれています。
さらに、女性には嬉しいヒアルロン酸や乳酸菌まで配合された美容効果の高い青汁。味に関しても抹茶や黒糖が含まれているので青臭さや渋みなども感じません。
大麦若葉青汁 キトサン(大正製薬)
抹茶が入っているから後味すっきり!毎日飲んでいても飽きのこない特定保健用食品(トクホ)の青汁
大麦若葉青汁 キトサンは大正製薬が販売しているコレステロール値や血圧が気になる人向けのトクホの青汁です。
高濃度のキトサンを配合しているのでコレステロール値や血圧の低下が見込めます。また、キトサンは脂肪の吸収を抑える効果が期待できるのでダイエット中の人にもおすすめ。
さらに、大正製薬の青汁は飲みやすさにもこだわっていて、抹茶を絶妙な割合で配合することにより、毎日飽きのこないスッキリとした後味のおいしい青汁です。
えがおの青汁満菜(えがお)
飲みやすさ・美味しさは青汁の中でもトップクラス!24種類の健康素材を配合した栄養満点な青汁
えがおの青汁満菜の特徴はなんといっても、青汁なのにグイグイいける飲みやすさと栄養価の高さ。また、原料に使っている素材は安全性にも優れています。
有機栽培で育った緑茶や抹茶はとても上品な味わいで飲みやすく、後味もすっきり。他にも有機栽培で育った10種類の素材と各地から厳選して選んだ素材は非常に栄養価が高く、1杯で1日分の栄養が補えるほど。
飲みやすさと栄養価の高さから老若男女問わず、非常に人気の高い青汁となっています。
ふるさと青汁(マイケア)
栄養価の高い緑黄色野菜をたっっぷり使用!抹茶風味でとってもおいしい青汁
ふるさと青汁に使われている主原料の明日葉は緑黄色野菜の中でも非常に栄養価が高く、ビタミンやミネラルなど20種類にも及ぶ栄養を1杯で補えます。
これだけ栄養効果の高い明日葉をふるさと青汁では、根っこまで丸ごと使用。飲みにくさや苦みなども感じず、抹茶風味で飲みやすくなっています。
ふるさと青汁なら、野菜不足で悩んでいる人、野菜は苦手であまり食べないという人にもおすすめの青汁です。
※Web申込限定で2週間分のお試しサンプルが付いてきます。
ヘルスマネージ大麦若葉青汁(大正製薬)
緑茶と抹茶を配合しているからお茶のような飲みやすさ!食後の血糖値も抑えられるトクホの青汁
ヘルスマネージ大麦若葉青汁は食後の急激な血糖値上昇を抑えられるトクホの青汁です。主原料には大麦若葉を使っているのでとても飲みやすく、栄養価にも優れています。
また、抹茶や緑茶を配合しているのでお茶のような飲みやすさと美味しさは青汁を飲んでいるという感覚を忘れてしまうほどです。
青汁が誕生したのは今から70年ほど前、遠藤仁郎博士によって作られました。
遠藤仁郎博士は第二次世界大戦中の医学学校の教授をしており、その当時は戦争中という事もあり食料も貧しく栄養不足の人がほとんど。遠藤教授はこのような状況を改善しようと試行錯誤しながら青汁を完成させたそうです。
その当時使われていた青汁の原料は大根の葉やニンジンの葉、三つ葉などをすりつぶして作ったものでした。
その後、1980年代にはケールを使った青汁CMが一躍大流行。多くの人が青汁という飲み物を知るようになりました。この時に使われていた主原料のケールはアブラナ科でキャベツの原種ともいわれている野菜です。
ケールは夏や冬一年を通して栽培できる非常に生命力の強い緑黄色野菜であり、野菜の王様と言われるほど栄養価に優れています。ビタミンCやビタミンE、妊娠中に必要な葉酸もたっぷり含まれています。
また、ビタミン類だけでなくカルシウムやマグネシウム、糖質や脂質サポートするモリブデンといったミネラルも多く含まれています。さらに、ルティンやメラトニンなどの栄養成分も豊富。
ただ、ケールを使った青汁はごく一部の人にしか受け入れられませんでした。理由は渋みや苦味が強く、とても飲みにくいこと。野菜の青臭さが強烈だったことです。
その後幾度となく改良が加えられ、近年では大麦若葉や明日葉など葉にクセの少ない野菜を使うことが多くなりました。その他にも長命草やクマザサなどの植物、マンゴーやレモンなどの果物エキスを加えたり、甘味料などを配合した青汁も販売されています。
一昔前まで罰ゲームに使われ、CMで「まずい!もういっぱい!」などと言われていた青汁ですが、近年はおいしい青汁が増えています。
青汁は毎日飲み続けなければ効果が実感できません。そのため、苦みや青臭さの強い青汁は敬遠され、飲みやすい青汁が次々と販売されるようになったのです。
とはいっても青汁の「マズイ」という印象はなかなか消えませんよね。それに「飲みやすく加工された青汁の栄養価は減っていないの?」と心配になる人もいるでしょう。
でも大丈夫!各メーカーが栽培方法や加工技術を向上させ、工夫をこらすようになった結果、おいしくて栄養価の高い青汁が増えています。
今回は青汁がおいしくなった理由を徹底解説!さらに、より美味しく飲むためのレシピも紹介しますので、青汁を無理なく長期的に飲み続けて健康・美容効果を体感しましょう!
青汁といえば苦い、マズイという印象はありませんか?その一番の原因は1990年に放映されたキューサイの青汁のCMです。
CM制作時に出演した俳優の八名信夫さんが青汁を一口飲んだ後、本来言うべきセリフを言えないほどまずかったため、アドリブで「まずい!もういっぱい!」というセリフを口にしたことで多くの人が青汁に興味を持ち爆発的に広がったのです。
そのため、青汁といえばマズイものというイメージが定着しました。ただし、まずいのに「もういっぱい」と続けたため健康に良いものだということも伝わりました。青汁のまずさと八名さんのアイデアが素晴らしいインパクトを生みだしたわけです。
その後バラエティ番組などで青汁を飲む罰ゲームが流行したこともあり、青汁=おいしくないというイメージは長らく消えませんでした。
実際、当時の青汁は苦みの強いケールを使用していました。しかも、加工方法もケールの絞り汁を冷凍したものなどが主流。甘くするなどの配合成分もないシンプルな青汁は、ケールの青臭さと苦みが強すぎてお世辞にも「おいしい」とは言えないもの。
しかし、一方でその健康効果の高さを認める人も多く、まずいにも関わらず青汁が市場から消えることはありませんでした。
それどころか青汁はどんどん進化し続け、栄養価が高くてクセの少ない原材料、苦みが少なくなるような栽培・加工方法、甘味などの配合をすることによって味が向上しました。
特に大麦若葉はケールほどの栄養価はないものの、クセが少なくまろやかな味で青汁原料の主流になりつつあります。
一方で、かつての青汁原料の主流であったケールも企業努力によって苦みと青臭さが抑えられるようになりました。
たとえばキューサイはケールの粉末タイプや蜂蜜配合タイプのものを作っています。2010年には八名信夫さんが再びキューサイのCMに出演しており「あのまずいキューサイの青汁が粉末になって飲みやすくなりました」と宣伝しています。
このように「青汁と言えばマズイもの」というのは過去の話になりつつあるのです。
青汁は使う野菜や添加物によって味だけではなく、栄養・働きも大きく変わります。鉄分や亜鉛といったミネラルを多く含んだ青汁なら女性特有の悩みケアに向いています。
また、ビタミンEやビタミンA(βカロテン)を多く含んだ青汁は還元力に優れています。いつまでも若々しく過ごせる力強い味方です。
一風変わった青汁としてビタミンCやコラーゲン、セラミドやヒアルロン酸、酵素や乳酸菌を配合した美容系青汁も存在します。
美容成分配合なので美容サポートが期待できる他、酵素や乳酸菌などはすっきりが期待できる栄養素です。
また、野菜をたくさん使っている青汁は食物繊維が豊富に含まれているので毎朝のすっきりケアに役立ちます
その他にもSOD酵素を多く含んだ大麦若葉配合の青汁、あぶらっこいものや甘いものが好きな方におすすめな桑葉など、様々な青汁が存在。
ここでは、青汁で使われている原材料ごとの味や含まれる栄養価についてご説明します。
栽培方法や加工方法によって差はありますが、大体次のような味と栄養価と言われています。
すでに説明したとおり苦みと青臭さが強いのが特徴です。昔の絞り汁タイプのケール青汁は、特にクセが強く罰ゲームに使われるほどでした。
しかし、粉末タイプのケール青汁は液体タイプほどクセが強くありません。また、粉末の青汁は一種類ではなく何種類かの原材料を混ぜることが多く、主原料としてケールが使われていても他の原材料の味によってクセが緩和されていることがほとんどです。
このように「マズイ」の代名詞のようなケールですが、野菜の王様と呼ばれるほど栄養価が高くビタミン、ミネラルが豊富です。特にビタミンC、カルシウム、マグネシウムはトップクラス。これらの栄養素には次のような高い健康・美容効果があります。
ビタミンC…抗酸化作用という細胞の老化を抑える効果があり、シミ、シワ、たるみなどを予防・解消します。また、コラーゲンが生成されるときに使われるため、美容を保つうえで欠かせないビタミンです。
カルシウム…骨、歯の主成分で不足すると骨粗鬆症という骨がスカスカになって骨折しやすくなる病気にかかります。また、精神伝達の時に使われるため、不足すると精神が安定しなくなりイライラしやすくなります。また、近年カルシウムが脂肪の吸収を邪魔してダイエットに効果があることがわかってきました。
マグネシウム…カルシウムの吸収を助ける栄養素です。骨に弾力を与え丈夫にする働きがあり、不足するとカルシウムの吸収率を悪くして骨の密度を下げるなどの悪影響が起こります。カルシウム2に対しマグネシウム1の比率で摂取するともっとも吸収率が高いと言われているため、両方豊富に含まれるケールは骨を丈夫にしてくれる青汁といえます。
このような栄養豊富なケールですが、さらにメラトニンという睡眠を促す成分が含まれています。そのため長期的に飲み続けることで質のよい睡眠を得られるようになり、さらに健康・美容効果をアップしてくれることが期待できるのです。
明日葉はセリ科の植物で独特の香りとほろ苦い味があります。ケールほどではありませんが、ややクセのある味と言ってよいでしょう。粉末状の明日葉は苦いお茶のような味が多いようです。
しかし明日葉の栄養価は実はケール以上!次の栄養価は特に含有量が多く、高い健康・美容効果を発揮します。
βカロテン(ビタミンA)…強力な抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防いで健康を保ちます。体内では必要量に応じてビタミンAに変換される性質を持ち、視力、粘膜、皮膚などを正常に保つ効果があります。
ビタミンB1…糖質(炭水化物)をエネルギーに変えるときに使われるため、米を主食にする日本人が不足すると疲労感や集中力の低下、肥満を招きます。
ビタミンB2…糖質、タンパク質、脂質をエネルギーに変え、皮膚や粘膜を維持したり成長を促したりします。そのため発育のビタミンとも呼ばれ、妊娠中の女性や成長期の子供に必要な栄養素です。
ビタミンB6…タンパク質をエネルギーに変える働きがあり、皮膚や粘膜を健康にしたり神経伝達を正常に保ったりします。また、血液中でヘモグロビンという鉄を運ぶ成分を合成するときに必要なので不足すると貧血を起こすことがあります。
ビタミンK…血液を凝固させる働きがあるため、不足すると怪我をしたときや内出血した時に血が止まらなくなります。また、カルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨粗鬆症を防ぐ効果などがあります。
カリウム…ナトリウム(塩)とともに体内の水分バランスを保つ栄養素です。ナトリウムが体内で増えすぎるとむくみにつながりますが、カリウムには余分なナトリウムを排出してむくみを解消する効果があります。また、ナトリウムの摂りすぎは高血圧につながるため高血圧予防にも効果があります。
さらに明日葉固有のポリフェノールであるカルコンには血流を良くし、老廃物を流してむくみやセルライトを解消させる効果があります。また、カルコンには糖尿病の予防・改善や肥満を解消する効果もあるため、健康的に痩せたい人に最適の青汁といえるのです。
大麦若葉の特徴はとにかくクセが少なく飲みやすいところです。
粉末タイプは水や牛乳に混ぜると抹茶のようなまろやかな味になり、毎日継続して飲み続けやすいため、近年青汁原料の主流になりつつあります。また、ケールや明日葉の青汁をまろやかにするために配合されることもあります。
大麦若葉には次のような栄養素が多く含まれています。
鉄…赤血球のヘモグロビンを構成する成分です。ヘモグロビンは呼吸で取り入れた酸素と結びつき血液に乗って全身に酸素を運び、体内で不要になった二酸化炭素を運び出す重要な役割を持っています。そのため鉄が不足すると酸素が運ばれる量が減り貧血(酸欠状態)が起こるようになります。成長期の子供や月経のある女性は不足しがちなので食事や青汁で補うことが大切です。ビタミンCと一緒にとると吸収率が上がるため、両方含まれる大麦若葉は貧血解消に効果的です。
亜鉛…味覚を正常に保つ効果が有名ですね。ほかにも細胞の生まれ変わりに使われるため胎児や成長期の子供に必要不可欠な栄養素です。また、新陳代謝を促して体を活性化させたり、生殖機能を維持したり、生活習慣病を予防・改善する効果もあります。
葉酸…妊娠前、妊娠初期の女性にもっとも必要と言われる栄養素です。細胞分裂に使われるため胎児の発育に欠かせません。葉酸によって神経管閉鎖障害という下半身麻痺や奇形のリスクが大幅に軽減するため厚生労働省が妊娠を考えている女性や妊娠中の女性への積極的な摂取をすすめています。また葉酸は遺伝子情報を複製するときに使われる栄養素でもあるため、健全な発育や遺伝子の異常によって発生するガンを防ぐ効果もあります。
ただし、上で説明した栄養素以外のビタミン、ミネラルはケール、明日葉と比べると含有量が若干低めです。とはいっても日常で食べる野菜より、ビタミン・ミネラルの含有量は多くバランスも良いので、毎日飲み続ければ健康・美容効果が得られます。
さらに、大麦若葉にはSOD酵素という、若返りの酵素とも呼ばれる成分が豊富に含まれています。SOD酵素は優れた抗酸化作用を持ち細胞などの老化を防いでくれるので、結果として美容・健康にも高い効果を発揮するのです。
昔から薬効があるとしてお葉にして飲まれていた桑の葉は、あまりクセがなく苦みも少ないため飲みやすい味といえます。
栄養価も高くビタミンAはケールの6倍、ビタミンB1は2倍、ビタミンB2は4倍とビタミン類が充実しています。特にビタミンEはケール、明日葉、大麦若葉と比較して突出した含有量を誇っています。
また、桑の葉には固有のDNJ(1-デオキシノジリマイシン)という成分、GABA(r-アミノ酪酸)、Q3MG(クエルセチンマロニルグルコシド)というポリフェノールが含まれており、それぞれ次のような効果があります。
ビタミンE…非常に強い抗酸化作用を持ち、血管、肌、細胞の老化を防ぐため若返りのビタミンと呼ばれています。また細胞の老化を防ぐと言うことは健康を保ち病気を予防するということですので、美容・健康に高い効果があります。
DNJ…桑の葉固有の成分で小腸から糖の吸収を遅らせる作用があります。そのため血糖値を抑えて糖尿病の予防・改善や肥満解消に効果があります。その効果は非常に高く、医薬品に匹敵するとも言われています。
GABA…アミノ酸の一種でリラックス効果があります。またリラックス効果によって質の高い睡眠を得られることがわかっています。さらにGABAには腎臓の働きを高めてナトリウムを排出し血圧を下げる効果や、コレステロールや中性脂肪の増加を抑えて動脈硬化を予防する健康効果もあります。
Q3MG…ポリフェノールの一種で動脈硬化を防いだり血糖値や血圧の上昇を防いだりする効果が確認されています。そのため生活習慣病予防に高い効果があります。
もともと薬効が高いとして飲まれていた桑の葉ですので、健康を維持したい、血糖値を改善したいといった人にぴったりの青汁です。
ササを食用として見ている人はほとんどいないのではないでしょうか。しかし、クマザサは漢方として利用されていたこともあり、お茶にして飲まれることも多い植物。
お茶にしたクマザサはほんのり甘みがあるため、青汁もクセがなく飲みやすいものが多いです。
漢方に使われていただけあって栄養価も高く、ビタミン、ミネラルはもちろんクロロフィル、食物繊維といった次のような栄養素が非常に豊富です。
食物繊維…不溶性食物繊維という水を吸って膨らむタイプの食物繊維が豊富に含まれています。胃や腸で膨らんだ食物繊維は腸を刺激して排便を促すため、便秘解消に効果的です。また、膨らんだ食物繊維は腸内の老廃物を巻き込んで便として排出するためデトックス効果があります。
クロロフィル…植物に含まれる緑色の天然色素です。抗酸化作用、コレステロール値低下などの効果があります。また、食物繊維よりさらに細かいため、胃や腸のヒダの中に潜り込んで老廃物や有害物質を排出する高いデトックス効果があります。
バンフォリン…細胞は細胞膜に覆われることで傷つかないように守られていますが、ウイルスや細菌などに攻撃されると傷つき、修復が遅れると細胞自体が傷ついてしまいます。しかしバンフォリンには細胞膜の傷を修復作用があります。免疫力を向上させ、ガンなどにも効果があると言われています。また、高い殺菌、抗菌作用があり口臭や口内炎対策、胃の中で細菌が増えるのを抑えて胃炎、胃潰瘍などの症状を改善するなどの効果があります。ササが昔から食べものを包むのに使われていることからも殺菌効果の高さがわかりますね。
このように原材料を比較すると、飲みやすさとしては大麦若葉、桑の葉、クマザサ、明日葉、ケールの順といったところでしょうか。もちろん、製法や個人の好みにもよりますのではっきり断言できるわけではありません。
ただ、青汁は一定期間飲んで終わり、というものではありません。長期的に継続して飲み続けることで体質を変えて健康・美容効果を得る飲み物です。
そのため、大切なのは我慢しながらではなく、自分が「おいしい」と感じる青汁を見つけて飲み続けることです。
説明した青汁以外にも、長命草、モリンガなど栄養価が高く固有の成分を含んださまざまな原材料の青汁が販売されています。
サンプル品を確かめたり口コミのサイトなどで味や効果を確かめたりするなどして毎日飲み続けられそうな商品を選ぶと良いでしょう。
青汁を作っているメーカーは大小様々な所がありますが、サントリーやヤクルト、サンスターやアサヒ、ファンケルやDHCなど有名企業も青汁を製造・販売しています。
また、様々な会社が企業努力によって昔よりも青汁の味はずいぶん美味しくなりました。その企業努力の一例をご説明します。
栽培方法産地、季節、土壌の質によって野菜の出来が変わることはご存じですよね。収穫の時期によって野菜の甘さが違う、土壌の質によって野菜の栄養価が違うといったことです。
また、農法や土壌改良によっても野菜の味は変化します。科学肥料で窒素が多い土壌は野菜の味やにおいが薄くなる、オガクズやモミガラなどを発酵させた堆肥を使うと、糖分・ビタミン・ミネラルが豊富になる、などの現象です。
そのような研究や実証にもとづいて青汁が栽培されるようになったため、昔に比べるとケールや明日葉などのクセの強い青汁の味がまろやかになってきているのです。
たとえばファンケルではケールをミネラル農法という独自の農法で栽培しています。土壌分析をし、多すぎる成分を抑え、足りない成分を増やして土壌バランスを整える農法です。その結果、えぐみのもととなる成分をカットさせることに成功しています。
このように栽培方法を工夫することで、各青汁メーカーがクセの強い野菜のにおいや苦みを抑えながらも従来の栄養素を保てるように青汁を作るようになってきているのです。
青汁には液状タイプ、粉末タイプ、ジェルタイプ、錠剤タイプなどがあります。
昔は液状タイプが主流でしたが近年は粉末タイプが主流になっています。持ち運びしやすい、クセや苦みが軽減されているなど、手軽さやおいしさが選ばれる理由のようです。
ジェルタイプや錠剤タイプも同じように手軽に飲みやすいのですが、粉末タイプに比べて料理や飲み物に混ぜて飲めないという汎用性の低さがあります。
また、粉末タイプに比べて一袋あたり(または一粒あたり)の栄養価の低さから多く摂らなくてはいけないなどのデメリットがあり、あまり普及はしていません。
一方、液状タイプは野菜をそのまま絞って作られており豊富な栄養がそのまま残されています。ただし、野菜のえぐみや青臭さも残ってしまい、継続して飲むことができない人が多いタイプです。
おいしさと高い栄養価を求めるなら粉末タイプが一番良いといえます。ただし、どうしてもクセが気になって飲み続けられない……という人には錠剤タイプがおすすめです。
また、主流である粉末タイプにも様々な加工・製法があり、それぞれ味や栄養価が変わってきます。具体的には次のような製法があります。
粉砕乾燥製法…もっとも多く使われている製法です。野菜を洗浄後、熱処理乾燥させてパウダー状に加工します。熱と乾燥で青臭さと苦みが軽減されるため、もっとも飲みやすい青汁と言えるでしょう。ただし、熱処理の温度設定は企業ごとに異なるため、栄養価の差が大きいという点に注意が必要です。ビタミンC、葉酸、カリウムなどの一部の栄養素は熱に弱く壊れてしまうからです。栄養は低温であればあるほどそのまま残りますので、味も栄養価も求める人はホームページなどで商品の加工方法を調べてから購入しましょう。
※ビタミンCは酸化型ビタミンC(野菜や果物を切ったりすりつぶしたりした後に時間が経過して酸化したビタミンC)が熱に弱いため、加工方法によっては熱を加えられても減少していない可能性があります。
スプレードライ製法…液体状にした青汁をスプレーのように噴霧し、36度前後の熱風を一瞬当てて乾燥させ粉末にする製法です。低温で乾燥させているため野菜の栄養がほとんど壊れません。さらに通常であれば失われている野菜の酵素も摂取できるため体を活性化させる効果にも優れていると言えます。また、スプレー状にできるほどの細かさから水に溶けやすく飲みやすいというメリットがあります。一方で特殊な製法のため販売価格が高くコストパフォーマンスで劣っている点がデメリットです。
フリーズドライ製法…絞った青汁を急速冷凍した後真空状態にして水分を蒸発・乾燥させたものです。熱をいっさい使っていないため栄養がほとんど壊れることなく残っており非常に健康・美容効果が高いのが特徴です。乾燥させているので青臭さは少なくなっていますが食物繊維が丸ごと残っているため喉越しが悪いのが難点です。また、スプレードライ製法同様価格が高めです。
このように、栽培・加工方法によって味、香り、栄養価が変わってしまうため、一概に「この原材料だから苦い」「この原材料なら栄養価が高い」と言い切ることはできません。
大切なのは味にこだわりつつ栄養をできるだけ残すことにも努力しているメーカーを探すことです。
ここではもっとも普及している粉末タイプに配合されている成分について解説します。配合成分によって青汁は次のように味を変化させます。
オリゴ糖…もっとも青汁に配合されることの多い甘味料です。ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖などさまざまな種類がありますがいずれも整腸作用に優れており、カロリーが砂糖の半分程度なのが特徴です。青汁にほのかな甘みが加わりとても飲みやすくなります。便秘を解消したい人にぴったりです。
蜂蜜…砂糖よりもカロリーが低く栄養価が高い蜂蜜はオリゴ糖同様甘味料として使われます。甘みによって青汁が飲みやすくなります。また、蜂蜜にはビタミン、ミネラル、アミノ酸といった体に良い成分が豊富で、青汁と併せて飲むとより美容・健康効果が高まります。さらに、整腸作用、良質の睡眠を得られる、血圧を下げ高血圧を予防するなどの効果もありますよ!
※蜂蜜は一歳未満の赤ちゃんが食べると乳児ボツリヌス症という命の危険に関わる症状を引き起こす可能性がありますので蜂蜜配合の青汁はあげないでください。
緑茶、抹茶…青汁がまろやかになり、お茶になじみのある日本人にとってほっとする味になります。カテキンが含まれており殺菌作用、血中脂肪を減少させる効果、抗酸化作用など、さまざまな健康効果もあります。ただし、カフェイン入りになりますので睡眠の質を上げたい人や乳幼児にはおすすめできません。
フルーツエキス…フルーツの甘味が加えられているものです。文字通りフルーツ風味になるため青汁の苦みや青臭さが消えてジュースのように飲みやすくなります。フルーツの酵素が豊富に含まれるため代謝を高める効果があります。中には乳酸菌を配合し健康効果をより高くしている青汁もあります。
これ以外にも青汁をおいしくする様々な成分があります。しかし、中には健康を害する危険性のある人工甘味料や香料などが配合されている青汁もありますので、安全性を確認してから購入してください。
ドラッグストア(コンビニ)やネット通販で自分の気に入った美味しい青汁が見つかっても毎日飲み続けていると少し飽きてしまう事もありますよね。
そんな時におすすめなのが、青汁を使った料理やデザート。飲むだけでは飽きてしまう青汁も料理やデザートに加えることで簡単アレンジが可能。
ここでは青汁を美味しくする方法をご紹介!レシピは簡単に作れるものばかりなので試してみてください♪
牛乳…青汁と混ぜると青臭さと苦みが消えます。カルシウムやビタミン類の栄養価がアップするためおすすめです。ただし、牛乳は脂質が多いので飲みすぎると肥満につながります。
ヨーグルト…ヨーグルトは酸味が強く青汁のクセを消すのにぴったり!乳酸菌たっぷりのヨーグルトは腸内環境を整えて青汁の吸収を高めてくれる効果もあります。ただし、牛乳同様脂質が多いので食べ過ぎると肥満につながります。
豆乳…豆乳も青汁のクセを打ち消す効果に優れています。また、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンや細胞を正常な状態に保とうとする大豆レシチンといった美容効果の高い成分が含まれています。
この他にもオレンジジュースやパイナップルジュースなど、ドリンクと混ぜてみるのも面白いかもしれませんね。少しの工夫だけで見違えるほど美味しくなる青汁。みなさんも様々なものと青汁を割ってみて楽しんでくださいね。
青汁蒸しパン
①マグカップにホットケーキミックス50gと青汁一袋を入れて混ぜます。
②①に牛乳か水40gを入れて、ダマがなくなるまで混ぜます。甘くしたい人はオリゴ糖大さじ1を入れてさらに混ぜます(ホットケーキミックスの甘みで十分な人は入れなくてもOK)。
③ラップをふんわりかけて500Wで1分50秒でできあがり!食べたいときにさっと作ることができます。こどものおやつにもぴったり!
青汁ゼリー
①小鍋に水400ccを入れ沸騰したら粉寒天4gを入れてよく混ぜます。
②青汁二袋(一袋あたり3g程度)を入れて混ぜ、さらに蜂蜜かオリゴ糖を大さじ1入れます。
③火を止めてあら熱がとれたら平たいタッパーなどに入れて冷蔵庫へ。
④冷えて固まったら食べる分だけスプーンでザクザクすくって器に盛りつけます。気分によって泡立てた生クリームやこしあんなどを添えるとちょっとしたデザートになりますよ!
青汁ポタージュ
①タマネギ1/2を薄くスライスしておきます。
②鍋にバター5gを溶かし入れ、タマネギを炒めます。タマネギが透明になったら薄力粉を大さじ1入れてダマにならないよう混ぜます。
③②のあら熱をとったらミキサーに入れ、牛乳100cc、青汁一袋を入れてスイッチオン!
④③を鍋に戻して牛乳300ccとコンソメ1個を入れて暖め、塩胡椒で味を調えます。ポタージュのバター、牛乳の風味に紛れて青汁の青臭さや苦みを感じません。
いかがでしたか?おいしい青汁が増えていることがお分かりいただけたでしょうか。
青汁は企業努力によってさまざまな味が販売されるようになり「青汁はマズイもの」というのは過去の話になりつつあります。
土壌管理による原材料の味の調整や加工技術の向上によって、青汁の青臭さ、苦み、えぐみなどは大幅に減少しました。また、甘味、緑茶・抹茶、フルーツエキスなどを配合することでまろやかな味のものがどんどん増えています。
青汁は毎日飲み続けなければ健康・美容効果を得られません。大切なのは青汁をストレスなく飲むこと!
青汁のクセの強さに飲むことを挫折した人も、おいしくなった青汁を飲んで効果を体感しましょう!