青汁をホットで飲むメリットとは?ホット青汁の飲み方と注意点を徹底解説

青汁をホットで飲むメリットとは?ホット青汁の飲み方と注意点を徹底解説

青汁には「お湯で溶かすと栄養素が壊れる」というイメージがあります。そのため、寒い時期や冷たい飲み物が苦手でも、我慢して冷たい青汁を飲み続けている人も少なくありません。

しかし、熱湯を使ったり、長時間温め続けたりしなければ、青汁をお湯で割ってもほとんど栄養素は壊れません。むしろ、青汁をホットにして飲むことで冷え性を改善したり、腸内環境を整えたり、リラックス状態になったりといったメリットが多くあるのです。

一方で、酵素が含まれる青汁は、ホットには向きません。酵素は熱に弱いため、ホットにすると壊れてしまうからです。

今回は青汁をホットにして飲む時のメリット・デメリット、そして最適な温度などについても詳しく確認していきます。

青汁はホットで飲んでも大丈夫?

青汁はホットで飲んでも大丈夫?

夏の間は冷たい水や牛乳で割って飲んでいても、冬は温めた青汁を飲みたいという人は多いでしょう。

では、青汁をお湯で割って飲んでも良いのでしょうか。結論から言うと問題ありません。

青汁はホットで飲んでも問題ない

青汁はホットで飲んでも問題ない

これまで青汁は加熱すると、豊富に含まれるビタミン・ミネラルが壊れるというイメージがあり、ホットが敬遠され続けてきました。

たとえば、青汁に豊富に含まれる水溶性ビタミンであるビタミンCは、熱に弱いため、加熱すると壊れて大部分が減少すると、一昔前まで言われていたのです。

しかし近年、ビタミンCは熱よりも経過時間によって減少することが分かってきました。

実際に、ビタミンCを120分間加熱するという実験では、ほとんどビタミンCの濃度が変わらなかったという結果が出ています。

しかし、26時間加熱し続ける実験では、時間の経過とともにビタミンCの濃度が減少していくことがわかったのです。

26時間加熱し続ける実験では、時間の経過とともにビタミンCの濃度が減少していくことがわかったのです。

このことからも、青汁をホットにしてもビタミンCが、ほとんど失われないことがわかります。

では、青汁に多く含まれる他のビタミンはどうでしょうか。

青汁には水溶性ビタミンであるビタミンB群、脂溶性ビタミンであるビタミンE、ビタミンD、ビタミンKのほか、カロテノイド(色素成分)のβカロテン(体内でビタミンAに変換される)なども多く含まれています。

ビタミンB群は熱や光に弱い特徴を持ちます。しかし、ビタミンB群もビタミンC同様に、加熱時間が長くなければ、さほど失われることはありません。

また、脂溶性ビタミンはもともと水溶性ビタミンより熱に強く、加熱しても水溶性ビタミンほど減少しません。βカロテンも熱に強い特徴を持ちます。 さらに、カリウムやカルシウムなどのミネラルも熱に強いため、よほどの高温でなければ壊れません。

つまり、青汁をホットにしてもすぐに飲めば、ビタミン類やミネラルが失われずに摂れるのです。

酵素が含まれる青汁は注意が必要

酵素が含まれる青汁は注意が必要

青汁によっては、ホットに向かないものもあります。それは、加熱処理せずに作られ、酵素が多く残っている青汁や、酵素が配合された青汁です。

酵素とは、人の体内で生命活動を行うときに使われる物質。数千種類の酵素が存在し、一種類につき一つの働きしかできません。

大まかに分けると消化・吸収を助ける「消化酵素」、新陳代謝や免疫の維持、細胞の再生といった生命維持を助ける「代謝酵素」、食物に含まれ消化を助ける「食物酵素」が存在しています。

そして、酵素が作られる量は決まっています。たとえば、体内で生成される酵素の総量が10として、消化酵素が6使われれば、代謝酵素は4しか使えません。

そのため、食生活が乱れて消化酵素を多く使えば代謝酵素の生成量が減少し、代謝が悪くなってしまうのです。

一方、食物酵素は消化を助けます。つまり、食物酵素を多く摂れば消化酵素の消費量が減り、代謝酵素が増えるのです。

青汁に含まれる酵素や配合される酵素はこの食物酵素になります。このような商品は、代謝酵素を増やす目的があるのです。

しかし、酵素は熱に弱いタンパク質でできています。タンパク質の多い卵を想像してみてください。

熱すると固まり、戻りませんよね。酵素も熱すると構成が壊れてしまい、戻らなくなってしまいます。

酵素の種類によって壊れる温度は異なりますが、だいたい48度~70度で壊れます。そのため、酵素を含む青汁はホットに向かないのです。

青汁のホットに最適な温度

青汁のホットに最適な温度

青汁をホットで飲むとして、栄養素を壊さない最適な温度はどれくらいなのでしょうか。

すでに説明したとおり。ビタミン・ミネラルなどの栄養素は、高温でもほとんど損なわれません。しかし、高温の状態では、時間の経過とともに徐々に減っていきます。

熱湯で青汁を割ると、熱くてすぐには飲めませんよね。飲める温度に下がる頃には、多くの栄養素が失われている可能性が高いのです。そのため、青汁を作ってスグに飲める温度にしておく必要があります。

さらに、先ほど伝えた酵素の熱に弱い性質を考えると、青汁は30~40度後半のぬるま湯で飲むのが最適と言えるでしょう。

ホット青汁のメリット

ホット青汁のメリット

青汁には生活習慣病予防や美肌などの健康効果が期待できますが、ホットにした場合はそれにプラスして次のようなメリットが考えられます。

体を温め基礎代謝を上げる(冷え性改善)

ホット青汁には体を温め、基礎代謝を高める効果が期待できます。

代謝とは食べたものからエネルギーを作り出し、消費する働きのことです。その中でも基礎代謝は生命を維持するために欠かせません。たとえば、ただ横たわっているだけでも呼吸は常にしていますよね。心臓などの内蔵も休むことなく動き続けています。

このような、なにもしていなくても消費されるエネルギーを基礎代謝と呼ぶのです。一日あたり、18歳~69歳の男性の場合1230~1520Kcalを、女性の場合は1030~1180Kcalを消費すると言われています。

そして、基礎代謝が高いほどエネルギーを作り出す力が強いため、体温が高くなります。食べたもの(燃料)をどんどん燃やしているイメージですね。

また、基礎代謝が高いと、痩せやすく、免疫力が高くなり、健康を維持しやすい傾向にあります。

では、なぜ温かい飲み物にすると基礎代謝があがるのでしょうか。そこには、腸が深く関係しています。

たとえば、冷たい飲み物をよく飲む人は腸が冷え、次のように代謝が下がりやすくなります。

①腸を冷やすと自律神経が乱れがちに。

②自律神経には血管を縮ませる「交感神経」と、血管を拡張させる「副交感神経」があり、この二つが日常の中でバランスをとりながら切り替わることで体温や消化が調整されています。

しかし、自律神経が乱れると交感神経が優位になり、血管が縮こまったままになり、血液の流れが悪くなって血行不良になります。

③ 血行不良になると血液がすみずみまで行き渡らなくなり、栄養や酸素が全身の細胞に届き切らず、細胞の活動が鈍くなります。

④細胞の活動=代謝なので基礎代謝が低下します。

代謝が下がっている人はエネルギーを生み出す力が弱く、体温が上がりづらくなります。また、血液の循環が悪いため、冷え性になりがちです。

しかし、温かい飲み物で腸を冷やさないように心がけることで副交感神経と交感神経の切り替えバランスが整えられ、血液の流れも正常になり、代謝が高められるというわけです。

体温が1度下がると基礎代謝が12%も下がると言われています。マウスの実験で、低体温状態になる冬眠時は基礎代謝が正常時の1~25%になるという研究もあります。

ホット青汁は腸を冷やさないことで基礎代謝を高め、冷え性を解消する効果があるのです。

内臓に負担を掛けない

ホット青汁には内臓に負担を掛けないメリットがあります。

冷たい飲み物は腸を冷やし、自律神経を乱すという説明をしましたよね。

自律神経は内蔵の働きを制御しています。そのため、自律神経が乱れると内蔵の働きも乱れてしまい、汗が異常に出たり、腹痛・下痢になったり、頭痛が起きたりと言った症状が起きやすくなるのです。

また、冷たい飲み物は血行不良につながりやすく、全身に酸素と細胞が行き渡らなくなり、内蔵の機能が低下します。

このように内蔵の機能が乱れたり低下したりすると、内蔵がどんどん疲労してさらに機能低下を起こしかねません。

暑い夏に冷たい飲み物ばかり飲んでいたら体の調子が悪くなった、という経験をした人も多いでしょう。冬に限らず夏もホット青汁を飲むことで内臓に負担を掛けないという効果が得られるのです。

腸内環境を整える(冷たい状態で飲むより効果が高まる)

青汁をホットで飲むことによって腸内環境が高められる効果が期待できます。

すでに説明したとおり冷たい飲み物ばかり飲んでいると腸を冷やし、血液の流れが悪くなります。その結果、腸への血液量が減少するため、腸の活動がどんどんにぶくなる「腸停滞」と呼ばれる状態になります。

腸停滞は消化・吸収だけでなく排便もしづらくなり、便秘を引き起こしやすいのです。

そして、便秘は腸内環境を悪化させる大きな要因です。

腸内には腸の動きを活発にし、体に良い影響を与える善玉菌、食べ物を腐敗させ体に有毒物質をまきちらす悪玉菌、とくになにもしない日和見菌で構成されています。

そして、日和見菌は善玉菌が増えれば善玉菌に、悪玉菌が増えれば悪玉菌に変化する性質を持っています。つまり善玉菌を増やし、日和見菌を見方につけることで健康維持に高い効果が発揮できるのです。

しかし、冷たい飲み物ばかり飲んでいると体の冷え→腸停滞→便秘→腸内で便や食べ物が腐敗→悪玉菌の増加という流れができやすくなります。

また、温かい飲み物は腸内の壁にこびりついた老廃物や脂を排出しやすくするデトックス効果にも優れているのです。

老廃物や脂も悪玉菌を増やす要因ですので、排出されることで腸内環境の悪化を防ぐことにつながります。

さらに、青汁には不溶性食物繊維が含まれています。不溶性食物繊維は水を吸収すると容量が増えてカサ増し、腸を刺激して排便を促す働きを持っています。

そして、不溶性食物繊維は水よりもお湯によってさらに増量するため、便秘の解消や予防ができ、腸内環境を整えることが期待できるのです。

寝る直前に飲むと安眠効果もプラス

寝る直前に飲むと安眠効果もプラス

寝る前にホット青汁を飲むといったん体温が上がるため、安眠効果が期待できます。

寝る前にホットミルクを飲むとよく眠れるという話を聞いたことがありませんか。実は牛乳に限らず温かい飲み物なら、同じ効果が期待できるのです。

人間は睡眠中に体の深部の体温を下げることで、脳や内蔵の機能を低下させ休息状態になります。

そして、体の深部体温を効率よく下げるには、いったん体温を上げるのが有効なのです。温かい飲み物は体温を上昇させるため、その後、眠りに就きやすくなります。

しかし、冷たい飲み物ばかり飲んで体が冷え性になっている人は体温が上がりづらく、体温がそれ以上下がらないため、眠くならないのです。

そのため、ホット青汁を寝る前に飲むことで入眠がスムーズになり、質の良い眠りが得られる可能性があります。

ホット青汁の飲み方と注意点

ホット青汁にはこのように多くのメリットがあります。しかし、飲み方には次のようにいくつかの注意が必要です。

製造方法に注意(加熱処理・非加熱処理)

メーカーごとに違いはありますが、一般的な粉末の青汁は、原材料の野菜を収穫後、洗浄・乾燥し、粉砕して製造されます。

そして、青汁の栄養素の量に大きな影響を与えのが「乾燥」の処理です。一般的に青汁には次のような製法があります。

粉砕乾燥製法

収穫した原材料の水分が5%以下になるまで約半日~一日の間、一定の熱を当てて乾燥させます。そのため、栄養素・酵素が減少している場合があります。

遠赤外線低温乾燥法

低温の遠赤外線を長時間当てて乾燥させます。栄養素の損失が少なくすみます。

スプレードライ製法

活性保存製法とも呼びます。高さ十数mのタワーから液状の青汁を噴射し、風を一瞬当てて水分を蒸発させる製法です。風の温度はメーカーにより異なりますが、栄養素や酵素を壊さないよう40度程度の低温に設定しているところがほとんどです。

真空凍結乾燥法

フリーズドライ製法とも呼ばれます。絞った青汁をマイナス30度の冷気で急速冷凍し、真空状態にして乾燥させる製法です。青汁の栄養素と酵素が丸ごと残る栄養価の高い製法です。

もっともポピュラーなのは粉砕乾燥製法でしょう。この製法は加熱製法とも呼ばれ、コストが安く効率的に製造できる特徴があります。ホット青汁に向いているのはこのタイプの青汁です。

一方、遠赤外線低温乾燥製法、スプレードライ製法、真空凍結乾燥法は非加熱製法に当たります。このような非加熱製法は栄養価が高い一方、コストがかかるため商品の価格が割高になります。

そして、非加熱製法の青汁はホットには向きません。非加熱製法の青汁は酵素が壊れずに残っているからです。せっかくの酵素をホットにして壊してしまうのはもったいないですよね。

では、加熱処理された青汁が必ず非加熱処理の青汁よりも栄養価が劣るかというと、そんなことはありません。

加熱の温度や使用する原材料の種類によって残る栄養価や固有成分が異なるため、商品によっては加熱処理された青汁の方が、栄養価が高いというパターンもあるのです。

また、加熱製法の青汁には次のような多くのメリットがあります。

料理にも活用可能

料理にも活用可能

加熱処理した青汁に残っている栄養素は熱に強いため、料理に使用しても栄養素の減少がほとんど起こりません。

そのため、炒め物や煮物などに加えることで、料理にさらに青汁の栄養を加えることができます。

また、青汁の原材料には青臭さや苦みの強いケールなどがあります。このような青汁は料理に混ぜることで摂取しやすくなるメリットがあります。

牛乳やお茶との相性抜群

牛乳やお茶との相性抜群

青汁をホットで飲むならお湯だけでなく牛乳やお茶に混ぜるのもおすすめです。牛乳やお茶は青汁との相性が抜群なのです。

牛乳は青汁の青臭さを打ち消して飲みやすくしてくれる効果があります。ホットにした牛乳は甘く感じられるため、飲みやすくなるのもメリットです。

さらに、牛乳にはカルシウムやビタミンB群が豊富に含まれているほか、青汁には含まれないタンパク質、炭水化物、糖質も摂取できるので、栄養価をアップする効果もあります。

また、青汁の商品によっては緑茶や抹茶が含まれているものをご存じですか?緑茶や抹茶には青汁の味をまろやかにする効果があるのです。

さらに、緑茶は栄養素も抜群です。緑茶にはビタミンC、葉酸、ビタミンB2、ビタミンB6などのビタミン類が豊富に含まれています。

ほかにも、お茶に含まれるポリフェノールのカテキンは生活習慣病予防や免疫力強化、口臭予防などの効果が知られています。

なによりも、お茶は日本人にとってなじみ深い飲み物ですので、毎日飲むのにぴったりです。ただし、寝る前に飲むならカフェインの含まれない牛乳の方が良いでしょう。

ホット青汁 Q&A

ホット青汁 Q&A

電子レンジで青汁を温めても大丈夫なの・・・YES

野菜を蒸したり茹でたりするときにレンジを使うことがありますよね。青汁の原材料も野菜なので同じように使っても大丈夫!極端に高い温度にしなければ栄養素が壊れることはありません。

むしろ、お湯を沸かす時間がないけれど、すぐにホット青汁を飲みたい!というときにおすすめです。

ただし、青汁を水に溶いて温めた場合、加熱しすぎて突沸(激しく噴きこぼれる)が起こる場合があります。心配な場合は、低い温度を設定するか、レンジで水を温めてから青汁を混ぜるようにしましょう。

青汁に含まれるビタミンは加熱しても壊れないの?・・・YES

すでに説明したとおり、製造過程で加熱処理された青汁は、熱に強い栄養素しか残っていません。

一方、非加熱処理の青汁を加熱する場合は、酵素が壊れない温度にすればビタミンにもほとんど影響は出ません。

ただし、ビタミンは加熱時間が長ければ長いほど壊れます。そのため、青汁を加熱する時は次の事を心がけましょう。

  • できるだけ短い時間で加熱する
  • 加熱温度は40度以下にする(酵素が壊れ始める温度が40度のため)
  • 加熱した後はすぐに青汁を飲む

このようなことを守れば、加熱しても青汁に含まれるビタミン類が壊れることはありません。

ホット青汁は冷え性の女性におすすめ

ホット青汁は冷え性の女性におすすめ(まとめ)

青汁をホットにしたら栄養素が壊れるかもと不安になるかもしれませんが、そんなことはありません。

製造過程で熱を加えて乾燥させた青汁には、熱に強いビタミンやミネラルなどの栄養素しか残っていないからです。

また、熱に弱いビタミンや酵素が含まれる青汁であっても、30~40度のぬるま湯であれば、栄養素が損なわれことはありません。

むしろ、青汁をホットにして飲むことで、冷え性予防・解消や、代謝の向上、リラックス効果など多くのメリットがあります。

体の冷えは不調の元。ホット青汁で体を温めて健康美人を目指しましょう。

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管理人自己紹介

青葉しずく(アラフォー)

青汁の教科書を運営している管理者であり、日本一青汁に詳しい現役栄養士の青葉しずくです。

青汁は現代人に不足がちな野菜の栄養をしっかり補うことのできる数少ない健康飲料。一人でも多くの人に飲んでもらいたく、日々青汁の研究を続ける毎日です。

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