青汁を飲むと歯が汚れるって本当?歯が汚れる原因とキレイにする方法を解説

青汁を飲むと歯が汚れるって本当?歯が汚れる原因とキレイにする方法を解説

青汁を飲むと歯が変色して汚れてしまう…。

青汁は濃い緑色をしているため、そんなイメージを持っている人も少なくありません。

たしかに、同じように色が濃いコーヒーや紅茶が、歯の汚れの原因になることは広く知られています。

しかしこれは、コーヒーや紅茶に含まれるポリフェノールやカテキンによるものです。青汁には、こられの成分は含まれていません。

青汁の緑色はクロロフィルという成分で、歯の着色汚れになる成分とは根本的に異なるのです。

今回は青汁を飲んでも歯が汚れない理由について詳しく確認していきます。そして、歯が変色して汚れる原因、歯を綺麗に保つ方法についても解説するので参考にしてください!

なぜ歯の色は変わるのか

なぜ歯の色は変わるのか

歯の汚れというと、真っ先に食べ物や飲み物が原因だと思う人も多いでしょう。たしかに、食べ物や飲み物が原因で歯の色が変わることは多いです。

しかし、それ以外にも歯が変色する理由があります。

歯の汚れに悩んでいる人は、まず原因から確認してみましょう。

歯の汚れ方には種類がある。

歯の汚れは大きく次の五種類に分けられます。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

着色汚れ(ステイン) 着色汚れ(ステイン)

ステインとは歯の黄ばみや黒ずみのことです。そして、ステインには必ず原因物質が存在します。

コーヒー、お茶、赤ワインなどは、歯を変色させる飲み物として知られていますよね。

これらの飲み物には、カテキンやポリフェノールが豊富に含まれています。この成分が歯を変色させる原因になっているのです。

また、飲み物だけでなく、タバコに含まれるニコチンやタールなどもステインの原因物質になります。

ステインはできてしまうと、自分ではなかなか除去はできません。無理に落とそうとして強く歯を磨いてしまうと、歯の表面が傷ついて、さらにステインが付着しやすくなってしまうのです。

そのため、ステインができたら歯科で歯のクリーニングをしてもらう必要があります。

歯垢(プラーク) 歯垢(プラーク)

歯垢(プラーク)は歯の表面にこびりついたネバネバした物質で、別名プラークとも呼ばれます。白または黄白色をしており、歯が黄色くなる原因の一つです。

舌で自分の歯をなぞってみてください。ネバネバ、またはザラリとした感触があれば、歯に歯垢がついています。

歯垢は食べカスと混同されることもありますが、その正体は大量に増殖した細菌です。歯垢1mgあたりになんと約10億個もの細菌がひしめき合っており、歯の表面や、歯と歯の間に強く付着します。

ではなぜそんなに細菌が増殖してしまうのでしょうか。

さまざまな理由がありますが、一般的には唾液不足で細菌が流されなくなったり、歯磨きで汚れを取りきれなかったりが原因だと考えられています。

しかし、歯垢は正しい歯磨きや、歯間を掃除するデンタルフロスでの除去が可能です。

歯石 歯石

歯石とは、歯や歯ぐきに付着した歯垢が石のように硬くなったものです。早ければ2~3日で歯垢は歯石になってしまいます。

歯石は、口臭や歯周病などの原因になることはもちろん、黄色くなったり、黒ずんだりするため、歯の汚れの原因となってしまうのです。

これだけ見ると歯石は悪いものにしか思えませんよね。しかし、歯石は体を守ろうとするシステムの一つです。

歯石は唾液中に含まれるカルシウムやリンが歯垢と結合し、石灰化することでできます。つまり、歯石は細菌を閉じこめようとする体の防御反応なのです。そのため、歯石自体に害はありません。

しかし、歯石の表面はザラザラしていて、細菌が付着しやすい状態になっています。そのため、口内で細菌が繁殖しやすくなるのです。すると、歯石はどんどん厚みを増し、歯がますます汚れてしまいます。

歯石ができてしまうと、歯ブラシやデンタルフロスでは除去することができません。そのため、歯科で歯石除去してもらう必要があります。

虫歯 虫歯

虫歯ができると歯の表面を覆っているエナメル質からリンなどのミネラルが抜けて黒ずんできます。初期症状であれば薄く黒ずんでいる程度ですが、進行すると真っ黒になることも珍しくありません。

また、虫歯治療のための銀歯などの詰め物は、年々変色してしまい、歯を黄色く見せてしまうこともあります。

さらに、虫歯を放置し続けると歯がボロボロに欠けて、最悪の場合は抜かなくてはならない状態になってしまうのです。

歯を抜くとなると、着色どころの話ではありません。思い切り笑えない、食事を楽しめないなどの弊害も起こります

虫歯の原因となるミュータンス菌は、歯に残った食べカスを餌に増殖し、糖分を分解して酸を作ります。その酸が歯のエナメル質を溶かし虫歯を進行させるのです。

軽い症状であれば唾液に含まれるリンやカルシウムが石灰化して歯を修復できます。しかし、進行すると歯に大きな穴が空き、回復することはありません。

虫歯の大きな要因は誤った歯磨きによる磨き残しです。まずは、正しい歯磨きを心がけましょう。そして、もし歯に異変を感じたら、すぐに歯科医に診てもらってください。

加齢 加齢

歯はエナメル質という半透明の物質に覆われています。このエナメル質の下には乳白色の象牙質があり、エナメル質から象牙質が透けて見えることで歯が白く見えているのです。

ところが、毎日歯磨きをしているとエナメル質が少しずつ磨耗し、薄くなっていきます。そのうえ、象牙質は加齢とともに乳白色から黄色へと変色するため、年齢を重ねるごとに歯が黄ばんでしまうのです。

このような理由から、加齢による歯の変色は避けようがありません。しかし、定期的に歯科へ通い、正しい歯磨きの指導や、歯のクリーニングをしてもらっていれば、加齢による歯の変色を遅らせることは可能でしょう。

また、いくつになっても白い歯でいたい人は、審美歯科などでのホワイトニング(歯の漂白)。セラミック治療(セラミックをかぶせて白く見せる)などの方法もあります。

着色汚れ(ステイン)が付着する原因

着色汚れ(ステイン)が付着する原因

ここまで説明したように、歯の汚れにはさまざまな種類があります。その中でもっとも多いのはステインによる汚れです。

ここからは、ステインの原因についてより詳しく見ていきましょう。

タバコの影響

タバコにはニコチン、タール(植物樹脂)など「ヤニ」と呼ばれる成分が含まれています。このヤニが歯を変色させる原因なのです。

歯の表面は唾液から作られる「ペリクル」という薄いタンパク質の膜で覆われています。このペリクルは、歯のエナメルを細菌や酸から守り、歯からカルシウムが溶け出すのを防ぐ役割を持っているのです。

しかし、ペリクルはヤニの成分と結合すると褐色に変化。これがステインになるのです。もっとも、ステインが付着してもすぐ歯磨きをすれば、はがれ落ちます。

しかし、ペリクルとヤニが結びついて時間が経つとエナメル質に強固に張り付いて、徐々に色素が歯に沈着してしまうのです。

このような状態になるといくら歯磨きをしても着色は落とせません。むしろ、強い力で磨き続けると歯の表面を傷つけて着色が酷くなる可能性すらあります。

そのため、歯の着色に気づいたら、歯科で汚れを落としてもらいましょう。

食べ物や飲み物

ステインの原因として代表的なのが、食べ物や飲みものに含まれるポリフェノールです。

ポリフェノールは細胞の老化を抑え、さまざまな美容・健康効果を持っています。しかし一方で、歯を変色させやすい特徴があるのです。

一般的に知られるポリフェノールには、お茶やワインに含まれるカテキンやタンニン、コーヒーに含まれるクロロゲン酸。そして食べ物では、ブドウなどのベリー系果物に含まれるアントシアニンなどあります。

どれも日常的に口にするものばかりですね。とくに、お茶やコーヒーは毎日飲んでいる人も多いでしょう。

しかし、先ほども説明したように、歯の表面はペリクルというタンパク質が覆っています。このペリクルは、ポリフェノールと結合することで茶色や黒に変色してしまうのです。

また、タンニンは歯の主成分であるカルシウムと結びつきやすい性質を持っています。

緑茶や紅茶を入れたカップやポットに、茶色い汚れ(茶渋)がついていますよね。あれは水道水に含まれるカルシウムとカテキンが結びついてできた汚れなのです。

そして、カップやポットについた茶渋はなかなか落ちません。同じように歯に付いたタンニンの汚れも歯磨きではほとんど落ちないのです。

他にも、カレーに含まれるターメリックというスパイス、ほうれん草などに含まれるシュウ酸なども、歯の着色汚れの原因となります。

どの食品に、ステインの原因となるどんな成分が多く含まれているのかを、下記の表で確認してみてください。

着色汚れが付着しやすい食べ物・飲み物 着色汚れが付着しやすい食べ物・飲み物
食品名着色汚れの原因成分
お茶類(紅茶、緑茶、ウーロン茶など)タンニン、カテキン
コーヒークロロゲン酸
赤ワインタンニン、アントシアニン
コーラカラメル色素、炭酸
チョコレートカカオマスポリフェノール
ベリー類(ブルーベリー、ブドウなど)アントシアニン
ほうれん草シュウ酸
大豆製品(豆乳、醬油、味噌など)イソフラボン
カレーターメリック
ケチャップリコピン、コチニール色素

以上の食べ物や飲み物には、ステインの原因となる成分が多く含まれています。歯の汚れが気になるという人は、摂る量を控えるなどの工夫をしてみましょう。

青汁を飲むと歯の色が変わる?

青汁を飲むと歯の色が変わる?

青汁は栄養価の高い野菜を粉末にした健康食品。緑葉野菜が主原料のため、見た目は濃い緑色です。そのため、歯に着色するのでは?と不安になる人も多いのです。

しかし、青汁を飲んでも歯が汚れたり、歯に着色したりすることはありません。

青汁の緑色はクロロフィル(葉緑素)という野菜の緑色を作り出している色素成分です。歯の汚れの原因となる、ポリフェノールとは根本的に性質が異なります。

むしろ、クロロフィルは抗菌・殺菌作用を持っており、口の中の細菌を除去して、歯の汚れの原因となる歯垢を作りづらくする作用があるのです。

実際に抗菌効果による口臭予防を目的にした、クロロフィル配合のうがい薬やガムも販売されています。

ただし、青汁を飲みやすくするために緑茶を配合している商品もあります。

これらの青汁には、緑茶のカテキンやタンニンなどが含まれており、歯に着色する可能性があるので注意しましょう。

歯を汚さないための方法

歯を汚さないための方法

ここまでは歯が汚れてしまうさまざまな原因を確認してきました。では、歯の着色汚れを防ぐにはどうすればよいのでしょうか。

ここからは、歯の汚れの予防方法について、具体的に説明していきます。

こまめに歯を磨く

歯の着色汚れを防ぐもっとも効果的な方法が、歯磨きの回数を増やすことです。とくに、次のようなタイミングで歯を磨くと効果的でしょう。

起床後

睡眠中は唾液の分泌量が減って口の中で細菌が増殖しやすくなっています。とくに、目覚めたときに口の中がネバネバするという人は要注意!細菌が大増殖している証拠です。

起床後すぐに歯を磨けば、口の中の細菌が激減し、歯垢や歯石ができにくい口内環境を保てます。

飲食前

食前にフッ素入りの歯磨き粉で歯を磨くのも、着色汚れの予防に効果的です。歯をフッ素でコーティングすることで、食べ物や飲み物からの着色が防げます。

飲食後

食品や飲料に含まれるポリフェノールやターメリックなどは、時間が経つほど強固に着色します。飲食後にすぐ歯を磨けば、歯に着色する前に落とせるのです。

ただし、炭酸飲料や柑橘類など酸性のものを飲食した後は、すぐに歯磨きをするのを避けましょう。

酸性は歯のエナメル質を一時的に柔らかくします。そのときに、歯を磨くと、歯の表面が傷ついて余計に着色しやすくなるからです。

就寝前

歯の着色予防にもっとも大切なのが就寝前の歯磨きです。睡眠中は細菌が増えやすく歯垢や歯石、虫歯が作られやすいからです。

寝る前にできるだけ口内の細菌の数を減らしておけば、歯の変色予防にもなります。

うがいをする

外出先では飲食後すぐ歯磨きできない状況も多いですよね。そんな時はさっとうがいをするだけでも歯の着色汚れ予になります。

特にコーヒーや紅茶などを飲んだ後すぐにうがいすると、歯にステインが付着する前に洗い流されるので効果的です。

もし持ち歩けるなら、うがい液や食用の重曹を溶かした水でうがいすると、さらに汚れが落ちやすくなります。

ガムを噛む

ガムを噛むと唾液の量が増えて、歯の着色汚れが予防できます。口の中の水分が多いとステインの原因物質が流され、歯に付着しづらくなるからです。

さらに、キシリトールが配合されたガムには、虫歯予防の効果も期待できます。

天然の甘味料であるキシリトールには、虫歯の原因となるミュータンス菌の活動を弱める働きがあるからです。これにより、虫歯による歯の変色を抑えることも期待できます。

青汁 歯のQ&A

青汁 歯のQ&A

ここでは青汁と歯についてQ&A形式で確認していきます!

青汁を飲んだ後はすぐうがいや歯磨きをした方が良い?・・・NO

青汁を飲んですぐにうがいや歯磨きをする必要はありません。

青汁には、歯垢の原因となる糖分なの成分があまり含まれていないからです。

ただし、青汁をヨーグルトやスムージーなど、糖分の多いものに混ぜた場合は、口内の細菌が増える可能性があります。そんなときは飲食後すぐ歯磨きやうがいをしましょう。

青汁を飲んでいて歯が汚れた気がするんだけど?・・・NO

青汁を飲んですぐだと歯に緑色の粉状のものが付着して汚く見えることがありますよね。

しかし、あれはクロロフィルです。汚れたように見えるのは一時的で、歯に着色しているわけではありません。そのため、うがいや歯磨きですぐ落とすことができます。

ただし、商品によっては、青汁の緑色を濃くするために着色料を添加しているものがあります。このような着色料はステインの原因に場合があるので注意が必要です。

できるだけ着色料が含まれていない青汁を選ぶといいでしょう。

青汁を飲んでも歯が汚れることはない!(まとめ)

青汁を飲んでも歯が汚れることはない!

濃い緑色が特徴的な青汁ですが、コーヒーやお茶と違って歯の汚れの原因となることはありません。

歯を変色させる原因はポリフェノールやタバコのヤニなどの成分です。しかし、青汁の緑色はクロロフィルという色素で、歯の着色になる原因物質とはまったく成分が異なります。

むしろクロロフィルは抗菌作用で口内の細菌を減らし、歯の着色を作り出す歯垢を予防する効果もあるのです。

歯が汚れるかもと青汁を避けていた人も、安心して青汁を飲みましょう!

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管理人自己紹介

青葉しずく(アラフォー)

青汁の教科書を運営している管理者であり、日本一青汁に詳しい現役栄養士の青葉しずくです。

青汁は現代人に不足がちな野菜の栄養をしっかり補うことのできる数少ない健康飲料。一人でも多くの人に飲んでもらいたく、日々青汁の研究を続ける毎日です。

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