青汁とグリーンスムージーの違いとは?原料や効果の違いを徹底解説!

青汁とグリーンスムージーの違いを比較

普段から野菜不足を感じている人は多いはずです。でも毎日、不足することなく野菜を食べるのは簡単なことではありません。

できたら忙しい中でも、時間や手間をかけずに効率的に野菜の摂取量を増やしていきたいものですよね。

そんなときに強い味方になってくえれるのが、「青汁」と「グリーンスムージー」です。どちらも栄養豊富な野菜を原料としているため、野菜不足解消になり、健康や美容にも良い影響を与えてくれます。

でも、この2つにどんな違いがあるのかは今一つわかりにくいものです。

そこで、今回は青汁とグリーンスムージーの違いを様々な角度から徹底的に確認していきます。

青汁とグリーンスムージーの定義

まずは、青汁とグリーンスムージーが、それぞれどんなものかを見てみましょう。

青汁とは

青汁とは?

青汁とは、ケール・大麦若葉・明日葉・長命草・桑の葉・クマザサなど栄養価の高い緑黄色野菜を絞って作られた飲みものです。

野菜に豊富に含まれるビタミンやミネラル、食物繊維などがしっかりと摂れるため、健康や美容効果、さらにはダイエット効果なども期待できます。

また、青汁の主流である粉末タイプは種類が豊富です。コレステロールや血圧の上昇を抑えるキトサン配合のものなど、特定保健用食品(トクホ)の青汁まで販売されています。

さらに、青汁独特の苦みやクセ、青臭さを抑え商品も多く、青汁に苦手意識のある人でも飲める工夫がされています。

中には、抹茶味やフルーツ味などの青汁もあるので、野菜嫌いの人や小さなお子さんでも、無理なく飲めるものが見つけられるでしょう。

粉末青汁の製造方法について

粉末青汁は、主原料が同じでも製造方法によって栄養素が異なります。それは、製造過程で加熱や乾燥処理がされてしまうと、野菜に含まれる熱に弱い栄養素が失われてしまうからです。

そのため、青汁を選ぶときには、製造方法を確認することも大切。そこで、粉末青汁の製造方法を確認していきましょう。

粉末青汁の製造方法は次の4つです。

  • フリーズドライ製法
  • スプレードライ製法(低温乾燥製法)
  • 粉末乾燥製法
  • 赤外線製法

以下の表では、各製法のメリットやデメリットをまとめていますのでご覧ください。

製造工程メリットデメリット
フリーズドライ製法製造された青汁をおよそマイナス 30 ℃で急速に凍結させ、真空状態で水分を抜き取り乾燥させる製法。原材料をそのままフリーズドライにして粉砕する場合もある。熱がかからないため、成分の変化が起こりにくく、熱に弱い酵素が失われない。風味や香りもそのまま。原材料がそのまま粉末になっているので繊維質が残りやすく、飲み心地にざらつきを感じる。
スプレードライ製法(低温乾燥製法)製造された青汁を細かい霧状にし、熱風中に噴出させ、水分を飛ばして乾燥させる製法。通常、高温の熱風が使われるが、熱に弱い酵素などの栄養素が失われるのを防ぐため、低温の熱風が使われていることが多い。低温熱風のため栄養素の損失はなく酵素の働きも保たれる。原材料を青汁にしてから乾燥させるため食物繊維の量は少ない。
粉末乾燥製法原料野菜を乾燥させてから粉末状にする製法。効率よく行えるため低コスト。低コストなため青汁の価格が安い。熱で壊れやすいビタミンB1やビタミンCなどの栄養素はほとんど破壊されている。
赤外線製法低温の遠赤外線を原材料にあて乾燥させ、粉末状にする製法。低温でじっくりと乾燥させるため栄養素はほとんど失われない。低温ではあるが加熱時間が長いため、フリーズドライやスプレードライに比べると栄養素は失われている。

上記の表でもわかるように、フリーズドライタイプの青汁は加熱処理がされていないため、栄養価が高いです。

逆に、加熱処理をしているタイプは、熱に弱いビタミンB1やビタミンCなどの栄養素が損失している場合があります。

原料の栄養価をしっかりと摂りたいという人は、加熱処理がされていないフリーズドライタイプの青汁がおすすめですよ。

次に、グリーンスムージーの定義を確認していきましょう。

グリーンスムージーとは

グリーンスムージーとは

グリーンスムージーを考案したのは、女性ローフード研究科のヴィクトリア・ブーテンコ氏です。彼女によると、グリーンスムージーとは、生の葉野菜と生の果物をミキサーで混ぜ合わせて作る飲み物とのこと。

家族の体重管理や健康改善に悩んでいたことがきっかでグリーンスムージーを10年間飲み続けたところ病気が改善。これがきっかけとなり、グリーンスムージーの健康法が世界へと広がっていきました。

でも、野菜と果物をミキサーで混ぜ合わせた飲み物には、野菜ジュースがありますよね。グリーンスムージーとはなにが違うのでしょうか。

次の図をご覧ください。

野菜ジュースとスムージーの違い
引用元:http://qleo-media.com/about-smoothie

野菜ジュースは、ジューサーで野菜や果物を圧縮し、繊維を取り除きジュースとして飲みます。それに対してスムージーは、生の葉物野菜や果物を丸ごとミキサーで粉砕、撹拌して繊維も一緒に飲むのです。

つまり、野菜ジュースよりグリーンスムージーのほうが、食物繊維はもちろん、ビタミンやミネラル、酵素などの栄養素を豊富に摂れます。そのため、高い健康効果や美容効果が期待できるのです。

グリーンスムージーの作り方について

そんなグリーンスムージーを作るときに気を付けたいのが、野菜と果物の割合です。

理想的なのは、果物6割・葉野菜4割。この割合で作ると飲みやすいグリーンスムージーになります。

また、基本的にグリーンスムージーは、牛乳やヨーグルト、ジュース、砂糖などの調味料は入れません。生の新鮮な野菜と果物と水のみで作るのも特徴のひとつです。

これで、青汁とグリーンスムージーについておわかりいただけましたね。次は青汁とグリーンスムージーの違いについて詳しく見ていきましょう。

青汁とグリーンスムージーの違い

ここでは、青汁とグリーンスムージーの違いを「原料」、「栄養素」、「カロリー」、「価格」、「飲みやすさ」、「作る手間」、「保存期間」、「持ち運びやすさ」で比較して行きます。

まずは、下記の表をご覧ください。

青汁グリーンスムージー
原料大麦若葉、ケール、明日葉などの緑黄色野菜ほうれん草、小松菜、りんご、バナナなどの野菜や果物
栄養素ビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノールビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素
カロリー10~50 kcal前後200~300 kcal前後(加える材料により異なる)
価格1杯あたり100円前後300円前後(加える材料により異なる)
飲みやすさ飲みにくい商品もある果物が入っているので飲みやすい
作る手間粉末に水を注ぐだけ材料をカットしてミキサーに入れる
保存期間約1年~2年作ったらすぐに飲む必要がある
持ち運びやすさスティックやパウチなので持ち運びやすいドリンクボトルに入れるので持ち運びやすい

※青汁は粉末青汁。グリーンスムージーはキウイ1/2個、バナナ1/2本、マンゴー1/3個、りんご1/4個、小松菜4~6本1束、はちみつ大さじ1、水を使用した場合。

各項目で違いがあるのがわかります。それでは、それぞれを詳しく見て行きましょう。

原料の違い

原料の違い

青汁の主原料には、緑黄色野菜の中でも栄養価の高い「ケール・大麦若葉・明日葉・長命草・桑の葉・クマザサ」などの葉野菜が使われています。

これらの野菜は、一般的なスーパーなどの店頭にはなかなか並んでいません。また、購入できたとしても、苦みやクセが強いものが多く、生では食べにくいものばかりです。

とくにケールは、「緑黄色野菜の王様」と言われるほど、豊富な栄養素が含まれていますが、独特の苦みや青臭さが強く、食用には向いていません。

しかし、青汁であれば、ケールの豊富な栄養素を無理なく摂ることができます。

次に、グリーンスムージーの原料を見てみましょう。

グリーンスムージーの理想的な配合は、果物が6割・葉野菜が4割。基本的に1種類の葉野菜と2~3種類の果物がベースとなります。

原料となる葉野菜や果物は自分の好みで選ぶことができますが、主に使われるのは次のものです。

・葉物菜→ほうれん草、小松菜、セロリ、水菜など ・果物→りんご、バナナ、アボカド、オレンジ、キウイフルーツ、パイナップルなど

どれも、栄養豊富な野菜や果物ですが、青汁の主原料と比べると、栄養価は高くありません。

それでは、その栄養素の違いを詳しく確認してみましょう。

栄養素の違い

栄養素の違い

青汁はビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノールが豊富です。中でも、原料でよく使われるケール、大麦若葉、明日葉には、その野菜特有の成分が含まれています。

ケール
ケールは、アブラナ科の植物。他の野菜に比べても栄養価が非常に高い葉野菜です。ケールの中にはブルーライトや紫外線から目を守る効果の「ルテイン」や睡眠の質を高める働きがある「メラトニン」が多く含まれています。
大麦若葉
大麦若葉は、イネ科の植物。お茶のような飲みやすさとクセのない後味で人気です。大麦若葉には、強い抗酸化作用をもつ「SOD酵素」が多く含まれ、体内の活性酸素を除去しアンチエイジングに効果があります。
明日葉
明日葉は、伊豆や八丈島など暖かい地域で自生するセリ科の植物。「不老長寿の妙薬」と言われほど滋養強壮効果のある野菜です。明日葉だけに含まれる「カルコン」は、体内の老廃物を排出する働きがあり、ダイエット効果があります。

このように、青汁はビタミンやミネラル、食物繊維に加え、その野菜だけに含まれる特有の栄養素も摂れるのです。

グリーンスムージーには、ビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素など体にとって必要な栄養素が豊富に含まれています。

その中でもたっぷり含まれるのが食物繊維。生の葉野菜や果物を丸ごと使っているため、食物繊維が失われることなく全て摂れるのです。

食物繊維には、腸内の悪玉菌を減らし善玉菌を増やす役割があります。そのため、腸内環境が改善され、便秘解消やダイエット効果が期待できるのです。また、グリーンスムージーには酵素もたくさん入っています。

酵素は、人の生命活動(呼吸・筋肉)や内臓の働きを支えてくれる大事な栄養素。しかし、加齢やストレスが原因で体内の酵素は減少していきます。

グリーンスムージーで酵素を補うことで、基礎代謝が上がりデトックス効果や美容効果が期待できるのです。

このように、青汁は原料野菜特有の栄養素が摂れるのに対し、グリーンスムージーは野菜本来の食物繊維や酵素が多く摂れます。

カロリーの違い

カロリーの違い

粉末青汁のカロリーは10~50 kcal前後。原材料がほとんど野菜のため低カロリーです。

それに対して、グリーンスムージーのカロリーは、材料によって異なりますが200~300㎈ほど。青汁よりもかなり高カロリーとなります。

これは、グリーンスムージーの材料には糖度の高い果物が使われているためです。ダイエット中の方や糖質が気になるという方は、青汁を選ぶことをおすすめします。

価格の違い

価格の違い

粉末青汁は商品によって異なりますが、1杯あたり100円前後。粉末乾燥製法など低コストで作られた青汁はさらに安く、1杯あたり30円前後のものもあります。

グリーンスムージーを以下の材料で作った場合はどうでしょうか。

キウイ1/2個・バナナ1/2本・マンゴー1/3個・りんご1/4個・小松菜4~6本1束・ははちみつ大さじ1.水

1杯あたり300円前後かかります。また、グリーンスムージーの材料はスーパーなどで購入する必要があります。そのため、季節や天候の影響で野菜や果物が高騰すると、1杯あたりの価格も高くなってしまうのです。

青汁もグリーンスムージーも継続が何よりも大切。家計のことを考えると、青汁のほうが安心して続けられますね。

飲みやすさの違い

以前の青汁は、「健康にいいけれどおいしくない」飲み物として知られていました。しかし、今の青汁は独特の苦みや渋味、青臭さを感じさせない商品が多く出ています。

中には、抹茶味やフルーツ味などの青汁もあり、野菜嫌いの方や小さなお子さんでも無理なく飲めるものを選べるほどです。

しかし、粉末青汁は商品によっては水に溶けにくいものもあり、口あたりに粉っぽさが残り、飲みにくいと感じる方もいるかもしれません。

グリーンスムージーは自然な果物の甘みで、野菜嫌いのお子さんでもおいしく飲むことができます。また、粉末青汁のような粉っぽさはなくフレッシュな喉ごしで、飲みにくいと感じることはありません。

青汁も飲みやすいものが増えていますが、誰もが好き嫌いなく飲めるのは、グリーンスムージーでしょう。

作る手間の違い

作る手間の違い

粉末青汁は水で溶かすだけなので時間も手間もかかりません。

しかし、グリーンスムージーは野菜や果物を購入し、材料を洗いカットするなどの下ごしらえ、ミキサーの用意が必要です。

また、作り終わったあとも毎回ミキサーを洗わなければならないため、時間も手間もかかります。そのため、作るのが面倒になり、長く続かないという人も珍しくありません。

忙しい人でも無理なく続けられるのは、グリーンスムージーより青汁です。

保存期間の違い

粉末青汁は、賞味期限は約1年~2年のため長く保存することができます。

しかし、グリーンスムージーは、作ったらすぐに飲まなくてはなりません。空気に触れると酸化してしまうため、酵素などの栄養価が失われてしまうからです。

冷蔵庫へ入れておくと1日程度であれば保存はできます。しかし、時間が経つと野菜や果物が傷みはじめ風味や香りが落ちてしまうので、やはり作ったらすぐに飲むように心がけましょう。

持ち運びやすさの違い

粉末青汁は、個別包装が主流のため携帯性に優れています。旅行先などへも持ち運びは便利。また、職場でもマイカップに青汁を作って飲むことができるなど、自分のペースで飲むことができます。

グリーンスムージーはドリンクボトルへ入れて持ち運ぶことは可能です。ただし、ボトルへ注ぐ際に空気に触れてしまうため時間が経つと酸化が進みます。

また、果物の糖度は菌のエサとなります。そのため、雑菌が繁殖しやすいのです。このことからも、グリーンスムージーは持ち運びに向いていません。

毎日飲むなら継続しやすい青汁がおすすめ!

毎日飲むなら継続しやすい青汁がおすすめ!

栄養豊富な野菜を原料とした青汁とグリーンスムージーは、野菜不足が解消でき、健康や美容に効果的な体に良い飲み物です。

どちらも優れた健康ドリンクですが、原料や栄養価、価格、作る手間などを比べると違いがいくつもあります。

選ぶときに大切なことは、どちらが続けやすいかということ。青汁もグリーンスムージーも、継続して始めて健康や美容に効果が実感できるからです。

そのポイントで考えると、青汁の方が安定した低価格で手間もかからず、継続しやすいでしょう。さらに、より栄養価が高いの青汁です。

野菜不足の解消のため、青汁かグリーンスムージーかで迷っている人は、まずは青汁を試してみてはいかがでしょうか。

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管理人自己紹介

青葉しずく(アラフォー)

青汁の教科書を運営している管理者であり、日本一青汁に詳しい現役栄養士の青葉しずくです。

青汁は現代人に不足がちな野菜の栄養をしっかり補うことのできる数少ない健康飲料。一人でも多くの人に飲んでもらいたく、日々青汁の研究を続ける毎日です。

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