青汁の栄養素について徹底解説!ダイエットや便秘解消に効果的な青汁も紹介

青汁の栄養素について徹底解説!ダイエットや便秘解消に効果的な青汁も紹介

私たちが毎日青汁を飲むのは、現状維持ではなくもっと健康になるためです。つまり本当に身体に良い青汁の条件は、普段の食生活に不足している栄養素を効果的に補給してくれること。

青汁を選ぶ時には、自分が求めている健康効果に必要な栄養素を、充分に含んでいる商品を見つけなければなりません。ところで青汁には、本当に私たちが望むだけの栄養素が詰まっているのでしょうか?

その真相を主に原材料の特徴を中心に探ってみましょう。青汁の栄養素を詳しく知ることで、自分に必要な青汁がきっと見つかるはずです。

青汁は本当に栄養価の高い飲み物なの?

青汁は本当に栄養価の高い飲み物なの?

最初に青汁そのものが、本当に栄養価の高い飲み物なのかどうかを確認しておきます。比較するのは、これも健康効果が高いとして愛好者の多い野菜ジュースです。

野菜ジュースを毎日飲んでいれば、青汁は必要ないのでしょうか。それとも青汁には、野菜ジュースを上回る栄養素が含まれているのでしょうか。

健康サポート飲料としてどちらが優れているのか、さまざまな角度から比較してみましょう。

原材料に問題が多い野菜ジュース

青汁の栄養素をチェックする前に、野菜ジュースにはどんな野菜が使われているのか、一般的な原材料について確認しておきましょう。

①野菜ジュースに使われる原材料

①野菜ジュースに使われる原材料

野菜ジュースの販売に力を入れる大手メーカーの商品の場合、使われている主な野菜はニンジン・ピーマン・ほうれん草・ブロッコリー・セロリ・レタスなどを含めて、およそ20~30種類。

商品によってはそこに数種類のフルーツと、保存料としてのビタミンCの他、香料などが添加物として使用されています。

健康志向の飲料のためか、人工甘味料などは使われていないようです。

②栄養素が減ってしまった野菜たち

栄養素が減ってしまった野菜たち

野菜を毎日たくさん食べると、非常に豊富な栄養素が摂れるといわれています。目安としては1日に350g以上。しかし残念ながらこれは昔の野菜での話です。

現在一般的に栽培されている野菜は、スーパーなどで販売しやすいように、品種が固定化されたり化学肥料の使用などによって、昔の野菜に比べて栄養素が大きく減少しています。

一説には50年前の野菜に比べて、ほうれん草では全体的な栄養素の数値が、5分の1程度にまで下がってしまったとも言われています。

また栄養価が最も高くなる旬の時季を考えないことも、野菜の栄養不足の一因になっているようです。

③生の野菜以外からも作られる野菜ジュース

野菜ジュースの原材料は、国内で栽培された野菜だけとは限りません。市販されている野菜ジュースには、「濃縮還元」という製造法が良く使われます。この方法では野菜から搾った汁の水分を蒸発させて、一度半固形状に加工します。

さまざまな野菜や果物を、このように濃縮原料に加工してから、それを工場でミックスさせた上で水分を加えるのです。

ただしこの方法では加熱処理なども行われるため、原材料の持つ栄養素が減少することは避けられません。

しかも海外から輸入された濃縮原材料でも、国内の工場でジュースにまで加工されれば、その商品は国産として販売することができます。

これでは栄養素の面でも安全性の面でも、信頼性が高いとは言えません。

青汁は栄養価の高い葉物野菜が中心

青汁は栄養価の高い葉物野菜が中心

一方の青汁に使われる原材料は、普段はあまり見かけないマイナーな野菜たちです。最も知名度の高いケールはヨーロッパ原産で、「野菜の王様」とも呼ばれるほど栄養価に優れた野菜です。

最近人気がアップしている明日葉や長命草なども、日本国内で昔から栽培されてきた、いわゆる「在来種」や「固定種」と呼ばれる野菜です。

これらの古くから特定の地域で栽培されてきた野菜は、現在市場に出回っている野菜のように、栄養価の減少を心配する必要がありません。

青汁に使われている原材料は、一般に流通している野菜に比べて、格段に栄養価が高いものばかりです。特に栄養素が豊富な野菜を選んでいるわけですから、青汁の栄養価が高いのは当然なのかもしれません。

野菜ジュースよりも高い青汁の栄養価

-食物繊維ビタミンCビタミンE
ケール3.7g81㎎2.4㎎
明日葉5.6g41㎎2.8㎎
大麦若葉4.2g70㎎1.19㎎
トマト1g15㎎0.9㎎
ニンジン2.8g6㎎0.4㎎
レタス1.1g21㎎0.5㎎
-カリウムカルシウム葉酸
ケール420㎎220㎎120μg
明日葉540㎎65㎎100μg
大麦若葉320㎎29㎎40μg
トマト210㎎7㎎22μg
ニンジン300㎎28㎎21μg
レタス200㎎19㎎73μg

上記の表は、日常的に食卓に上る野菜と、青汁の三大原料の主な栄養成分を比較したものです。青汁の成分的な特徴は、食物繊維・各種ビタミン類・ミネラル類の含有量が非常に多いこと。

トマト・ニンジン・レタスは、味と栄養の面からほとんどの野菜ジュースに含まれていますが、青汁の原料野菜と比べると、栄養成分の含有量ではかなり見劣りがします。

ここに並べた表は、上段が大手メーカー製造の野菜ジュース、200g中に含まれる栄養成分です。これ1本で「1食分の野菜が摂れる」というキャッチコピー付きです。

そして下段は青汁の老舗メーカーの商品で、原材料にケールを使った青汁の栄養成分です。一見したところで、青汁は低カロリーの上に糖質の含有量が少なく、代わりに食物繊維やビタミン・ミネラルが多いことが分かります。

しかもここに挙げた栄養成分は、まだまだ青汁に含まれる栄養素のごく一部。青汁には他にも多くの健康効果の高い栄養素が含まれていて、それらは市販の野菜ジュースでは充分に摂ることができません。

また青汁は原材料によっても、含まれている栄養素が違います。さらに原材料ごとに特徴的な栄養素もあります。

ここからは、青汁の主な原材料に含まれる栄養素を詳しく見てみましょう。

青汁に使われる野菜の栄養素

現在人気のある青汁には、原材料として大麦若葉・ケール・明日葉が使われています。これら3種類の野菜は、「青汁の三大原材料」と呼ばれています。

それ以外にも各メーカーは、オリジナルの青汁を生み出すために、いくつかの栄養価の高い原材料を見つけ出しました。

ここでは6つの原材料に絞って、それぞれの栄養素の特徴と効果を確認してみます。

それぞれの野菜に共通の栄養素と効果

それぞれの野菜に共通の栄養素と効果

青汁に使われる野菜には、種類は違っても共通して含まれる成分があります。それが「食物繊維」「ビタミン類」「ミネラル類」で、他にも最近「ファイトケミカル」と呼ばれるようになった、非常に抗酸化作用の強い成分も共通して含まれています。

食物繊維は腸内環境の改善や、食物中の糖質の吸収を抑える働きで知られています。しかもダイエット効果でも今注目されています。

ファイトケミカルについては、体内の活性酸素を除去する働きから、生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果を発揮してくれます。

これら青汁の原材料に共通の栄養素と効果については、ここでは詳しくは触れません。

ビタミンやミネラルも、原材料に共通する栄養素ではありますが、非常に種類が多い上に原材料ごとに含まれる種類が違います。

ここからは青汁の原材料ごとに、特に多く含まれるビタミン・ミネラルの種類と、その原材料に特有の栄養素について紹介します。

併せてそれらの栄養素が生み出す健康効果についても、詳しく説明しましょう。

大麦若葉の栄養素

大麦若葉は、ビールの原料などに使われる大麦の、伸び始めた若葉の部分を収穫したもので、麦穂が出るほどに伸び切った大麦よりも豊富な栄養素を含んでいます。

大麦若葉にはビタミンの中でも、身体全体の代謝を活発にするビタミンA・C・Eと、ビタミンB群が特に多く含まれています。

またカルシウム・マグネシウム・カリウム・鉄・亜鉛・銅などのミネラルも豊富なので、健康的な身体を作って維持する効果に優れています。

大麦若葉には「SOD酵素」が豊富に含まれています。この酵素は体内で非常に強い抗酸化作用を発揮するため、動脈硬化・高血圧・糖尿病などの予防や改善に効果があります。

大麦若葉の主な健康効果
  • 代謝アップと細胞を活性化する効果
  • 疲労回復効果
  • 免疫機能を高める効果
  • 冷え性の改善効果
  • ストレスを和らげる効果
  • 貧血の改善と予防効果
  • ダイエット効果
  • アンチエイジング効果
  • 美肌効果

大麦若葉の栄養素は、SOD酵素やビタミンAなどの強力な抗酸化作用により、活性酸素を抑えてさまざまな病気を予防してくれます。さらに各種ビタミンやミネラルの働きで、身体を健康的で元気な状態に維持してくれます。

ケールの栄養素

ケールはキャベツやブロッコリーと同じアブラナ科の野菜で、青汁の原材料として最初に使われたという歴史を持ち、青汁と言えばケール、というイメージもでき上がっているほどです。

栄養素の特徴としては、とにかく豊富な種類をバランス良く含んでいるのがケールです。各種ビタミンを多く含む中でも、β-カロテンの含有量が高いことから、その高い抗酸化作用で病気の予防やアンチエイジングに効果を発揮してくれます。

また野菜の中では珍しくカルシウムを多く含み、しかもそのカルシウムは非常に吸収性の良いタイプ。身体の組織の重要な材料になったり、精神の状態を安定させるなどの効果をもたらしてくれます。

ケールの主な健康効果
  • アンチエイジング効果
  • 皮膚や粘膜を健康に保つ効果
  • 睡眠の質を高める効果
  • 免疫機能を高める効果
  • 目の機能を健康に保つ効果
  • ストレスを和らげる効果
  • 全身の血流改善効果
  • ダイエット効果

ケールには「イソチオシアネート」という成分も含まれています。これは最近の研究で、ガンの予防や体内の殺菌作用、そしてダイエットにも効果があるとして注目されている成分です。

さらにケールには、睡眠の質を高めるメラトニンや、目の健康を保ってくれるルテインなど、他の野菜にはない独特の栄養素も多く含まれています。

明日葉の栄養素

明日葉は昔から日本の太平洋沿岸地域で、食用や薬用として利用されてきたセリ科の野菜です。非常に生命力の強い野菜で、現在では八丈島や大島などの島しょ部で主に栽培されています。

明日葉はケールにも負けないくらい、豊富な栄養素をバランス良く含んだ野菜です。

特にビタミンB群は、8つの種類をほとんど全て含有していて、ビタミンA・C・Eも豊富なことから、身体を健康に保つ効果とアンチエイジング効果、さらにダイエット効果まで期待できます。

また明日葉にはファイトケミカルの一種である「カルコン」と「クマリン」が含まれています。

カルコンは明日葉以外の野菜にはほとんど含まれていない成分で、強い抗酸化作用で血糖値や血中のコレステロール値を低下させたり、内臓脂肪を減少させる働きもしてくれます。

クマリンには血液サラサラ効果があるため、体内の血流を改善したり、血栓をできにくくして動脈硬化を予防したりする作用があります。

明日葉の主な健康効果
  • 血流改善効果(動脈硬化の予防)
  • 高血圧の予防効果
  • 糖尿病の予防効果
  • 免疫機能を高める効果
  • デトックス効果
  • 美肌効果
  • 認知症の予防効果

明日葉には「神経成長因子(NGF)」の産生を促進する効果も認められています。

この因子は特に認知症や神経障害の予防や改善に、重要な働きをすることが期待されているため、明日葉の栄養素は今後さらに研究が進められるかもしれません。

桑の葉の栄養素

桑は元々養蚕に利用されてきましたが、近年になってお茶や桑パウダーとして、健康サポート食品の一つに数えられ、特に高血圧の予防や改善に効果があると言われています。

桑の葉に多く含まれる栄養素は、カルシウム・カリウム・マグネシウム・鉄・亜鉛などのミネラル類と、β-カロテン・ビタミンB群・ビタミンCなどのビタミン類です。

中でもカルシウムと鉄は、他の野菜に比べても格段に豊富な量が含まれています。

桑の葉の主な健康効果
  • 便秘改善と腸内環境の改善効果
  • 高血圧の予防と改善効果
  • 糖尿病の予防効果
  • ストレス解消効果
  • 血流改善と貧血予防効果
  • ダイエット効果
  • デトックス効果

桑の葉には「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」という、ブドウ糖に良く似た成分が含まれています。

DNJには食後に血糖値が急上昇することを抑えて、過剰な糖質の吸収を抑制する働きがあります。そのため糖尿病の予防や改善と、ダイエットにも効果的だと言われています。

さらにもう1つ「GABA(ギャバ)」と呼ばれる「γ(ガンマ)-アミノ酪酸」も含まれていて、この成分が血圧の上昇を抑えると考えられています。

GABAには脳を興奮させる神経伝達物質の働きを抑えて、ストレスから身体を開放する効果もあります。

クマザサの栄養素

クマザサは日本全国に自生している植物ですが、食品としてのデータが少ないため、上記の表はクマザサから抽出されたエキスに含まれる栄養素を参考にしたものです。

クマザサは青汁の原材料の中でも、トップクラスの食物繊維と葉緑素(クロロフィル)を含んでいます。

そのため腸内環境の改善・デトックス作用の他、ピロリ菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が、胃腸内で増殖することを抑える効果もあります。

主な栄養素としては、ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンKとミネラル分が多く、アミノ酸も豊富に含まれています。

アミノ酸はタンパク質の原料になるので、健康的な身体づくりには欠かせない成分です。

クマザサの主な健康効果
  • 便秘改善と腸内環境の改善効果
  • 胃炎や胃潰瘍の改善効果
  • 血流改善効果(動脈硬化の予防)
  • 貧血の予防効果
  • 高血圧の予防効果
  • 糖尿病の予防効果
  • 抗アレルギー効果
  • 口臭と体臭の予防効果

クマザサには「バンフォリン(クマザサ多糖体)」という独自の成分が含まれていて、体内の傷ついた細胞を修復する効果があると言われています。

またニキビや口臭の予防など、エチケット面での効果もあります。

長命草の栄養素

長命草は沖縄地方で昔から利用されてきた「ボタンボウフウ」のことで、料理の他に薬草としても良く知られています。

栄養素ではカルシウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラル類が非常に豊富で、ビタミンA・B・C・Eも多く含まれることから、健康的で若々しい身体を保つ効果が期待できます。

またルチン・クロロゲン酸などのポリフェノールも多く、強い抗酸化作用で万病の元となる活性酸素の働きを抑制してくれます。

長命草の主な健康効果
  • アンチエイジング効果
  • 排尿障害の改善効果
  • 血流改善効果
  • 動脈硬化の予防効果
  • ガンの予防効果
  • ダイエット効果

長命草には「イソサミジン」という成分が含まれています。この成分には膀胱や前立腺の緊張を緩める働きがあり、夜間頻尿や残尿感などを改善する効果が期待されています。

さらにイソサミジンには血管拡張作用が認められているため、動脈硬化の予防や血流の改善、冷え性やむくみの解消にも効果があると言われています。

その他に含まれる原料

青汁には厳格に野菜だけを使っているタイプと、健康効果や美容効果を高める目的で、副原料をプラスしているタイプとがあります。

また青汁の味を整えるため、甘味料を使っている商品もあります。このような副原料にはどのような栄養素が含まれ、どのような効果が期待できるのでしょうか?

安全性についての情報と一緒に確認しておきましょう。

トクホにも使われる「難消化性デキストリン」

難消化性デキストリンはトウモロコシのデンプンから作られますが、実は日本で初めて発見された成分です。現在は「トクホ(特定保健用食品)」の商品などに、さまざまな形で利用されています。

この成分には弱いながらも甘みがあるため、甘味料としても食品に添加されています。しかし今注目されているのは、人工的な食物繊維としての働きです。

難消化性デキストリンは食物繊維の一種に分類され、体内では水溶性食物繊維と同じような働きをします。

まず食品と一緒に口から胃に入ると、水分を含んでドロドロになり、胃の中に食物を長時間留めることから、栄養素の消化~吸収を高める効果があります。

さらに小腸に進むと、食物中の糖質の吸収を抑制して、しかも余分な糖質はそのまま大腸にまで運んでくれます。

難消化性デキストリンは、ほとんど消化されない状態で大腸に進み、そこでビフィズス菌など善玉菌のエサとして利用されます。

こうした一連の働きから、難消化性デキストリンを摂取すると、糖尿病の予防・改善効果、腸内環境の改善効果、そしてダイエット効果まで発揮してくれるのです。

難消化性デキストリンそのものには、有効な栄養素は含まれていません。また長期的に摂取を続けても、身体に悪い影響を及ぼさないことも分かっています。

食物繊維の働きをアップさせるために、難消化性デキストリンを配合した青汁もいくつかありますが、毎日の習慣としても安心して飲むことができるでしょう。

腸内環境改善には「乳酸菌」

青汁には乳酸菌を配合した商品もあります。200種類を超える乳酸菌の仲間で、私たちの腸内で善玉菌として働くもののほとんどは、誰もが知っているあのビフィズス菌です。

正確に言うとビフィズス菌と乳酸菌は別のタイプの菌ですが、一般的には乳酸菌としてひとくくりにされています。

このビフィズス菌などを生きたまま腸まで届ける方法が、「プロバイオティクス」です。しかし乳酸菌は胃の中で死滅してしまうことが多いため、直接口から摂り込む方法では効果が小さいと思われてきました。

ところが死んでしまった乳酸菌も、腸の中に棲む乳酸菌の栄養素として利用されていることが証明されて、腸内環境の改善に非常に効果的なことが分かったのです。つまり青汁に乳酸菌をプラスすれば、それだけ腸内環境の改善効果が高まるわけです。

体内で乳酸菌の働きが活発になると、免疫力がアップして病気にかかりにくくなります。またアレルギー疾患の症状を、和らげる働きもあると言われています。

他にも乳酸菌を摂取するとコレステロール値を低下させたり、貧血の予防・改善効果、美肌効果などが期待できるとも言われています。

もちろん普段から人間の体内に常住する細菌なので、長期的に摂取しても全く心配はいりません。

お腹の調子が良くない人は、乳酸菌入りの青汁を試してみてはいかがでしょうか。

健康効果に美容成分をプラス

健康効果に美容成分をプラス

青汁にプラスされる美容成分は、主に「コラーゲン」「プラセンタ」「ヒアルロン酸」の3種類です。ここで、それぞれの特徴を簡単に説明しておきます。

コラーゲンは人の身体にあるタンパク質の内、約30%を占めていて、特に皮膚の約70%を構成する基礎構造にあたる成分です。それ自身には特に栄養素は含まれておらず、ビタミンCなどの働きによって体内でも生成されます。

青汁などの食品に利用されるコラーゲンは、牛や鶏、魚などから抽出されたもので、基本的に食品と同じと考えても良いでしょう。長期的に摂取することでの悪影響はまずありません。

美容の世界で人気のあるプラセンタは、主に細胞分裂を活性化させる「グロースファクター(成長因子)」のことです。

この因子の働きによって、古くなったりダメージを受けた細胞が新しくなることで、アンチエイジングの効果が期待できると言われています。

プラセンタは通常馬や豚など、哺乳類の胎盤から抽出されます。成分的な危険性は特にありませんが、何らかの病気にかかった動物の胎盤だったりすると、健康に対するリスクがないとは言えません。原料については詳しく確認した方が良いでしょう。

もう一つのヒアルロン酸は、コラーゲンが皮膚の構造体だとすれば、そのすき間を埋める結合組織のようなものです。

非常に粘性が高くて強力な保湿力を持つことから、ヒアルロン酸が充分にあると、年齢を感じさせない若々しい肌を保つことができます。

ヒアルロン酸もコラーゲンと同様に、鶏や魚などの動物性原料から抽出されます。やはり食品の一種とも考えられるので、健康への影響を心配する必要はないでしょう。

これらの美容成分は、食品と一緒に口にした場合、全身にくまなく届けられることになります。そのため肌の特定の部位にだけ効果が現れることはありません。

青汁にプラスされた場合でも、特別な美容効果を期待するより、全身への健康効果を求めた方が良いかもしれません。

注意が必要な「甘味料」

注意が必要な「甘味料」

食品に使われる精製された白砂糖は、非常に身体に悪いと指摘されています。そこで食品メーカーは、砂糖の代わりになる人工甘味料を製造して、それを食品の甘み成分として使うようになりました。

青汁でも人工甘味料を使った商品がありますが、健康への影響はないのでしょうか。人工甘味料にも大きく2つのタイプがあり、その一方はマルチトール・トレハロース・ソルビトール・ステビアなどです。

これらは主に植物を原料にして、加工・合成して作られています。

元々は天然由来の成分なので、健康への影響は少ないと言われていますが、原料の安全性までは確認されていません。遺伝子組み換え作物の使用や、残留農薬の状況などはほぼ追跡不可能でしょう。

もう一方のタイプは、完全に化学的に合成された甘味料で、アスパルテーム・アセスルファムK・スクラロースの3種類が特に多く使われています。

これらは砂糖の何百倍もの甘さがありながら、カロリーはほとんどゼロということで、今では多様な食品に使用されています。

しかし長期的な摂取に対するデータがまだ出ておらず、現在の研究によると副作用や健康への影響も不安視されています。

その内から気になる研究結果をいくつか挙げてみます。

化学合成甘味料のリスク
  • 糖尿病のリスクを高める。
  • 甘味料への依存性が高まる。
  • 下痢を起こす。
  • 頭痛やめまいを起こす。
  • 味覚障害を引き起こす。
  • 睡眠障害を引き起こす。
  • 発ガン性がある。

これらのリスクも、研究によって証明されたものではないので、過度に心配する必要はないかもしれません。しかしリスクがない、と言い切れないことも事実です。

青汁はできる限り野菜だけで作られた商品を選び、どうしても味が合わないようなら、天然由来の甘味料を使った商品を探してください。

せっかく健康増進のために飲むのですから、人工甘味料はなるべく避けた方が良いでしょう。

青汁選びの注意点

原材料や副原料について確認した上で、さらに青汁選びの際に注意すべきポイントをいくつかチェックしておきましょう。青汁は毎日続けるものなので、効果や味の面からも自分に合った商品を選ぶことが大切です。

特にこれから青汁を飲み始める皆さんは、それぞれの商品の特徴を確認してから、なるべく飲みやすい青汁から試してみましょう。

原料表示を確認する

各青汁メーカーの公式サイトには、ページの終わりに原材料と栄養成分の一覧が掲載されています。この表示は必ずチェックするようにしてください。

上記の例では、原材料に大麦若葉が使用されていて、それ以外に還元麦芽糖とトレハロースという甘味料が使われていることが分かります。ここから味を調整した青汁であることが分かります。

またキトサンという成分が含まれていることから、この青汁はコレステロール値を低下させる効果を強化した商品であることも分かります。

こうした表示から、自分が求める健康効果が期待できるかどうかと、逆に飲むのを避けたい成分の有無を確認してください。

商品によってはさらに詳細な表示を載せているものもあります。詳しく知りたい場合は、直接メーカーのサービスに電話してみるのも一つの方法です。

求める効果にあった青汁を選ぶ

それぞれの野菜の栄養素のコーナーで説明しましたが、青汁を習慣化することでさまざまな健康効果が得られます。

具体的な効果の面から、ここで大まかにまとめておきましょう。

青汁の主な効果
  • 野菜不足の解消
  • お腹の調子を整える効果
  • 生活習慣病の予防効果
  • ダイエット効果
  • アンチエイジング効果
  • 免疫機能を高める効果(病気の予防)
  • 冷え性の改善効果

青汁を始める皆さんは、まず日ごろの野菜不足の解消と、食生活の改善が主な目的なのではないでしょうか。さらに腸内環境の改善と、ダイエット効果などは一般的にも良く知られています。

しかしそこからもう一歩踏み込んで、青汁に期待できる効果を確かめてみてください。それらは原材料ごとの栄養素から、詳しく確認できるはずです。

青汁の効果についてなるべく詳細に理解して、自分が本当に求めている青汁を見つけてください。

飲みやすさも大事

飲みやすさも大事

もう一つ意外に重要なのが、青汁の飲みやすさです。習慣として毎日飲むためには、鼻をつまんで飲むほど自分に合わない味では続けられません。

原材料としては大麦若葉が特に飲みやすく、明日葉や桑の葉もクセがなくて味が良いようです。ケールはやや苦みが強く、人によっては飲みづらいかもしれません。野菜によっても飲みやすさに違いがあるので、青汁選びの参考にしてください。

またどうしても野菜だけの青汁になじめない人には、緑茶や抹茶をブレンドしたタイプをおすすめします。青汁はお茶の味と非常に相性が良く、しかもお茶にもさまざまな健康効果があります。

さらに飲みやすい青汁を選びたい時は、フルーツ原料をブレンドしたタイプや、安全性の高い甘味料を使ったタイプを探してみましょう。

原材料へのこだわりも大切ですが、何よりもずっと続けられることを第一に考えてください。

栄養価の高いおすすめの青汁

ここでは栄養素の面からおすすめの青汁を紹介します。それぞれ特徴的な成分で人気の商品なので、ぜひ一度試してみてください。

ふるさと青汁

原材料に野菜だけを使ったシンプルな青汁が、この「ふるさと青汁」です。ただし原材料に対するこだわりは、数ある青汁の中でもかなりのハイレベル。豊富な栄養素と安全性で選ぶなら、ぜひ試してほしい青汁です。

原材料は全てが国産の野菜で、産地にもこだわった八丈島産の明日葉と、熊本・大分県産の大麦若葉、そして島根県産の桑の葉の3種類。その野菜に合った地域で栽培することで、非常に栄養価の高い原材料に仕上がっています。

さらに栽培方法にも気を配って、農薬や化学肥料に頼っていないため、子供からお年寄りまで安心して飲むことができます。

この3種類の野菜は苦みやクセもなく、ブレンド比率を工夫することで、とても飲みやすい青汁になりました。

青汁本来の健康効果を手に入れるなら、身体に良い栄養素がたっぷりと詰まった、「ふるさと青汁」がおすすめです。

キトサン青汁

大正製薬の大麦若葉青汁には、特定の効果を強化したタイプの商品があります。その中でこの「キトサン青汁」は、悪玉コレステロールの値を低下させて、生活習慣病の予防・改善効果を高めた青汁です。

カニの殻には「キチン」という成分が含まれていますが、それを加工して作られたのが、動物由来の不溶性食物繊維「キトサン」です。キトサンは血液中の悪玉コレステロールを除去して、便として身体の外に排出してくれます。

食生活からコレステロール値が気になる人や、肥満や生活習慣病に悩む人には、この「キトサン青汁」がおすすめです。

原材料には有機栽培の大麦若葉を使っているので、栄養価と安全性の高さは間違いありません。また抹茶配合の粉末タイプで、いつでも手軽に美味しく飲めるため、幅広い世代の皆さんに飲んでほしい青汁です。

乳酸菌青汁

大正製薬の大麦若葉青汁には、腸内環境の改善効果をアップした「乳酸菌青汁」もあります。粉末状の青汁1杯分に含まれる乳酸菌の数は、何と一般的なヨーグルトおよそ20個分にもなる約200億。

さらに腸内の善玉菌を活性化させるため、原材料の食物繊維に難消化性デキストリンをプラスして、全体的に水溶性食物繊維の比率を高めています。乳酸菌と食物繊維を強化したことで、お腹の調子を改善する効果が一段とアップしています。

また他の青汁にはない特徴として、乳酸発酵させたキャベツのエキスも配合しています。キャベツにはビタミンUとジアスターゼという成分が含まれていて、どちらも消化・吸収を高めて、胃腸を健康的に保つ働きをしてくれます。

これらの成分をぎゅっと粉末状に濃縮して、しかも抹茶風味を加えているので、誰にでも飲みやすい青汁に仕上がっています。

普段からお腹の調子が優れない皆さんに、ぜひおすすめしたい青汁です。

青汁 栄養素Q&A

青汁 栄養素Q&A

最後に少しだけ、青汁に関する疑問点にお答えしておきましょう。それでも青汁の栄養素について気になる時には、もう一度各原料野菜の栄養素のコーナーを確認してみてください。

1日に何杯も飲めば健康に良いんじゃないの?

青汁は健康サポート食品なので、多量に摂取すればそれだけ健康が保証されるわけではありません。また青汁だけをたくさん飲めば、野菜を食べなくて良いということもありません。

どのメーカーの青汁も、1日に摂取する推奨量は決まっていて、それを超えて飲んだとしても、基本的に効果は変わりません。まずは毎日の食生活を改善する目的で、用量を守って毎日継続的に飲むことが大切です。

青汁は栄養ないって聞くけど本当?

インターネットの記事の中に、青汁は栄養ないというものを見かけることがあるかもしれません。「栄養ない」という意見は、全くの見当違いとしか言いようがありません。

一般的な野菜よりも栄養素が豊富な原材料を使い、製造法の細部にまでこだわった青汁は、間違いなく栄養価の高い食品です。根拠のない意見に惑わされることなく、毎日の青汁習慣を続けてください。

栄養価の高い青汁を飲んで野菜不足を解消しよう!

栄養価の高い青汁を飲んで野菜不足を解消しよう!

ひと口に青汁と言っても、使われている野菜やその他の原料によって、含まれる栄養素や健康効果は大きく違います。さらにメーカーも工夫して、より健康増進に効果的な青汁を作り出そうとしています。

青汁を選ぶ時には、まず自分が何の目的で、しかもどんな効果を求めて青汁を飲むのか考えてみてください。その上で原材料に含まれる栄養素を確認して、最も自分に合った青汁を見つけてください。

青汁は食生活の改善に、非常に効果的な食品です。毎日の生活に上手に青汁を取り入れて、健康で丈夫な身体を手に入れましょう。

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管理人自己紹介

青葉しずく(アラフォー)

青汁の教科書を運営している管理者であり、日本一青汁に詳しい現役栄養士の青葉しずくです。

青汁は現代人に不足がちな野菜の栄養をしっかり補うことのできる数少ない健康飲料。一人でも多くの人に飲んでもらいたく、日々青汁の研究を続ける毎日です。

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