ニンジンに多く含まれている栄養成分として有名なのが、βカロテン。人参(キャロット)からその名がつけられました。βカロテンはニンジンだけでなく、緑黄色野菜にもたっぷり含まれている栄養成分。
ここでは、βカロテンについて、特徴と効果を詳しく説明したいと思います。
βカロテンは植物に含まれている色素カロテンの一種。だいだい色が特徴で、緑黄色野菜や果物の濃い色を作るもとになっています。
体内に入ってからビタミンAに変換されるので、基本的にはビタミンAと同じ効果を期待して摂るのが良いでしょう。βカロテン自体にもすぐれた抗酸化作用があります。
βカロテンには主に次のような効果があります。
βカロテン自体に摂取基準は設けられていません。緑黄色野菜を1日に120g食べることで720μg以上のβカロテンを摂るのが良いと推奨されています。
βカロテンの多い食品(1食分)
ビタミンAは大量摂取で過剰症の起こりやすい栄養素ですが、βカロテンは必要な分だけビタミンAに変換され、残りは排泄されるので過剰症の心配がありません。
抗酸化作用を持つビタミンC・Eと一緒にしっかり摂ることで相乗効果も生まれますよ。
緑黄色野菜の不足は、直にビタミンA不足につながってしまいます。しっかり緑黄色野菜を食べるようにしてください。
「ビタミンAならレバーやうなぎ、サプリメントから摂ればいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、動物性食品は脂質やプリン体の摂り過ぎ、サプリメントは過剰症の可能性があり、頼り過ぎは良くないのです。
ちなみに、どの世代にも緑黄色野菜不足の傾向が見られます。野菜の量を増やすのが難しい人は青汁から手軽に不足分を補うと良いでしょう。
ビタミンC・E、SOD酵素も豊富なため、ほかの形でビタミンAを摂るより高い抗酸化作用も期待できます。明日葉と大麦若葉の青汁はβカロテンが豊富。コップ1杯でビタミンA不足が解消できますよ。
特に、生活習慣病が気になる人に毎日の青汁をおすすめしたいと思います。
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