青汁を飲むと便の色が緑色になる?緑色の便が出る理由と対処法を解説!

青汁を飲むと便の色が緑色になる?緑色の便が出る理由と対処法を解説!

健康的な便の色は、黄土色から茶褐色の間だと言われています。ところが朝起きてトイレで用を足した時、便器の中が緑色だったら、一体何事かと仰天することでしょう。

実は青汁を飲んでいると、緑色がかった便が出ることがあります。これは病気や体調不良のサインではないので、まずは安心してください。

緑色の原因は、青汁に含まれるクロロフィルだと考えられます。では青汁の成分が体内を素通りして、そのまま便に混じって出て来てしまうのでしょうか?

しかしその心配もありません。青汁の健康成分はきちんと身体に吸収されています。緑色はクロロフィルの色素が混じっているから。

クロロフィルは身体の中で特殊な働きをします。現在注目されている成分でもあるクロロフィルが、健康にどのような効果をもたらすのか、青汁を飲むポイントと合わせて紹介します。

青汁を飲むと緑色の便が出る理由

青汁を飲むと緑色の便が出る理由

青汁にはさまざまな栄養成分が含まれていて、健康増進の目的で多くの皆さんが愛飲しています。

青汁の原材料はご存知の通り、ほとんどが野菜類などの植物成分。濃い緑色をした青汁が多いことからも、主原料は緑黄色野菜であることがわかります。

現在青汁の主要原料として使われているのは、ケール・大麦若葉・明日葉・クマザサなどです。

緑色の便が出てくる原因は、これらの緑色が強い野菜にあると考えて良いでしょう。

緑色の便の正体はクロロフィル(葉緑素)

青汁の色素成分であるクロロフィルは、植物が全般的に持っている化学物質です。はじめにクロロフィルについて、ちょっとだけ予備知識を頭に入れておきましょう。

クロロフィルは「葉緑素」のことで、植物が「光合成」をする時に光のエネルギーを吸収する役目を果たしています。

植物が太陽光を使って、水と二酸化炭素から栄養分を作り出せるのは、クロロフィルを持っているからです。

このクロロフィルは私たち人間が摂取すると、強い抗酸化作用やデトックス効果、それに消臭効果まで発揮してくれることが分かっています。

実際に私たちが青汁でクロロフィルを摂取すると、体内で分解されてマグネシウムなどの主成分が吸収されます。

その時に緑色の元である色素は吸収されずに、最後は便に混じって排出されます。

クロロフィルは熱や酸に弱い性質があり、劣化すると緑色から茶色へと変色してしまいます。つまり濃い緑色は、クロロフィルが新鮮な状態で含まれている証拠。

その色素が体内で酸化などの影響を受けずに排出されると、不思議な緑色の便となって出てくるわけです。

クロロフィルの栄養は吸収されていない?

クロロフィルの栄養は吸収されていない?

一般的にほとんどの青汁が濃い緑色をしていることからも、青汁には新鮮な状態でクロロフィルが含まれていることが分かります。

野菜の中のクロロフィルは、葉緑体の中にあり外側を膜で覆われているため、そのまま摂取してもなかなか吸収されません。

野菜を加熱調理するとこの膜が壊されて、クロロフィルが吸収されやすくなりますが、今度は熱の影響を受けて劣化しやすくなります。

もう一つ外側の膜を除去する方法が、野菜を細かく粉砕することです。青汁はこの方法を用いることにより、クロロフィルの劣化を抑えて新鮮な状態で飲むことができるのです。

クロロフィルはアミノ酸の一種であるグルタミン酸を原料に、さまざまな酵素の働きによって合成されます。

その構造はマグネシウムを中心に、長鎖アルコールやピロール化合物などが結合して、人間の血液中のヘモグロビンと良く似た作りになっています。

クロロフィルが体内に摂り込まれると、この構造が分解されてそれぞれの成分が、健康に非常に効果的に働いてくれます。

便の中に緑色の成分が含まれているからといって、クロロフィルの成分が吸収されないまま排出されているわけではないのです。

先ほど説明したように、有効な成分以外の色素成分は体内に吸収されないため、時々その色を保ったまま便に混じることがあるのです。

ではひと安心したところで、体内に吸収されたクロロフィルの成分が、どのように働いてくれるのかを確認しましょう。

クロロフィル(葉緑素)の効果

ポリフェノールやルテインなど、野菜や果物には健康に有効な成分がたくさん含まれています。

ビタミン類やミネラル類とは別の、こうした健康増進成分は「ファイトケミカル」と呼ばれて、最近さまざまな分野で注目されています。

ファイトケミカルの働きは、ひと言で表すと「身体に良い」ということに尽きます。ファイトケミカルの健康増進効果はそれほど高く、クロロフィルもその中の一つに分類されています。

健康効果のベースは抗酸化作用

ファイトケミカルが健康に及ぼす力の中で、最も重要なものが「抗酸化作用」です。クロロフィルも体内に摂り込まれると、強い抗酸化作用を発揮してくれます。

近年の医学的分野の研究により、ガンや動脈硬化などの命に関わる病気や生活習慣病は、活性酸素と深いつながりがあることが分かってきました。

ある専門家は活性酸素が身体に与える影響を、「身体がサビる」とも表現しています。

活性酸素は現代の生活の中では、どんな人でも増える傾向にあり、健康と美容との両面で大きな問題になっています。

クロロフィルを摂取すると体内の活性酸素を除去、これが抗酸化作用と言われるもので、病気の予防やアンチエイジング効果など幅広い分野への応用が期待されています。

青汁の原料にはクロロフィル以外にも、多くのファイトケミカルが含まれているので、健康と美容に高い効果を発揮してくれるわけです。

消化器官内のデトックス効果

体内の活性酸素の除去と同時に、クロロフィルには有害物質を体外に排出するデトックス効果もあります。

これはクロロフィルの主成分であるマグネシウムが、消化器官内でクロロフィルから分離する時に、別の重金属などと置き換わる反応によって起こります。

体内にはカドミウムや鉛などの、蓄積すると健康を害する重金属や、空気中の有害物質などが摂り込まれています。

クロロフィルが消化器官を通過する時に、これらの有害物質を吸着したまま外に運んでくれるため、健康面で非常に有効なデトックス効果が期待できるのです。

またクロロフィルは腸のぜん動運動も促進してくれるので、腸内に残った老廃物も排出してくれ、腸内環境の改善や便秘の改善にも効果があります。

青汁には腸内を掃除してくれる、食物繊維もたっぷりと含まれています。クロロフィルと食物繊維のユニットで、デトックス効果は万全です。

貧血予防効果

貧血予防効果

クロロフィルには血液の循環を良くする効果もあります。

クロロフィルには有機ゲルマニウムという成分が含まれていますが、この成分は身体のすみずみにまで酸素を運ぶという、ヘモグロビンの働きをサポートしてくれます。

また詳しい仕組みは良く分かっていませんが、クロロフィルはヘモグロビンと良く似た構造をしているため、体内の血液量を増やす働きがあると考えられています。

こうした働きにより、特に貧血で悩む女性の皆さんなどは、毎日クロロフィルを摂取することで、貧血の改善が期待できるのです。

美肌とアンチエイジング効果

美肌とアンチエイジング効果

最近はクロロフィル入りの化粧品まで登場しているように、クロロフィルには美肌効果も認められています。

しかし化粧品だけでは美肌が保てないことは、皆さん既にご承知の通り。

肌と腸内環境は密接に関わっていて、乱れた食生活をしていると、そのツケは必ず肌のトラブルとなって返ってきます。

デトックス効果のところで説明したように、クロロフィルには腸内環境を改善する働きがあるため、身体の中から美しい肌の再生をサポートしてくれます。

さらにクロロフィルには、体内に入ると強さを増す殺菌効果もあり、ニキビの原因になるアクネ菌など雑菌の増殖を、内側から抑えてくれます。

またクロロフィルが持つ強い抗酸化作用は、美容全般でも多くのうれしい効果を生み出してくれます。

健康な美肌を手に入れて身体の老化を抑えるためには、毎日の青汁を習慣化して、たっぷりとクロロフィルを摂ることをおすすめします。

消臭・殺菌効果

消臭・殺菌効果

最近注目されているクロロフィルの働きが、消臭や殺菌効果です。

現代は加齢臭や口臭など、体臭の問題はエチケット面でかなりのデメリットになります。そこでクロロフィルを利用した消臭・抗菌グッズが、さまざまな形で登場しています。

最も良く見かけるのは、サプリメントやガムでしょう。

体臭は食生活から来る体内環境と大きく関係しています。肉類や油分の多い食事を摂りすぎると、体臭がきつくなるのはそのためです。

これは腸内で悪玉菌の活動が活発になり、老廃物や悪性のガスを排出して、それらが血液中に摂り込まれることにより、体臭として身体の外にまで出てくるから。

クロロフィルの強い殺菌効果は、悪玉菌の増殖を抑えると同時に、特に動物性の食物に対して強い消臭効果を発揮することが分かっています。

肉類中心の食生活を改めて野菜中心の生活にすることが、体臭の抑制には極めて有効です。

野菜の成分を豊富に含んだ青汁は、体臭対策にももってこいだと言えるでしょう。

コレステロール低下作用

血液中の悪玉コレステロールが増加すると、徐々に血管内にコレステロールが付着して、血液の流れに影響を与えるようになります。

この状態を放置しておくとやがて血栓ができ、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす危険性も出てきます。

クロロフィルには血液中の悪玉コレステロール値を下げる働きがあるので、血管の中がきれいになり、いわゆる血液サラサラの状態になります。

血液循環が改善されれば新陳代謝も活性化されて、さらにコレステロール値は低下。動脈硬化などの不安からも解放されて、毎日快調に生活できるようになるでしょう。

クロロフィルは青汁で!

クロロフィルは青汁で!

ここまで説明してきたこと以外にも、クロロフィルには「心拍の安定化」「健胃・整腸作用」「抗ガン作用」など、さまざまな健康増進効果があります。

しかし間違った食生活を改善せずに、サプリメントなどでクロロフィルを摂取するだけでは、その優れた効果は有効に活用できません。

健康を維持するためには肉類や油分の多い食事を控えて、野菜中心の和食メニューを心がけることが重要です。

そのサポート役として食生活に青汁をプラスすれば、野菜不足を補えると同時に、クロロフィルの健康効果を理想的な形で活用することができます。

毎日の青汁が習慣になれば、クロロフィルの補給はもう充分です。

緑色の便が出る場合の対処法

最初に説明した通り、青汁を飲んで便が緑色になるのは、クロロフィルの色素が排出されるからで、健康成分そのものはきちんと吸収されているので、全く心配する必要はありません。

逆に野菜不足になりがちな現代人にとって、緑色の便が出るほどたくさんの野菜成分を摂れることは、健康面での大きなメリットと言えるでしょう。

青汁以外の食品では、ここまで豊富な成分を一度に摂ることはできません。

しかしどうしても便の色が気になる時には、いくつかの解決法があるので試してみてください。

飲む量を調整する

まずは一度に飲む青汁の量が多過ぎることも考えられるので、青汁を飲む量を変えてみて、その結果便の色がどうなるかを確認してみてください。

場合によっては1日分を2回に分けて、朝と夜に飲むパターンでも良いかもしれません。

ただしこの時に、青汁を作り置きすることはおすすめできません。青汁は製造された時のコンディションを保ったまま飲むことが、最も健康増進に効果的だからです。

作り置きしてしまうと成分の劣化が起こったり、衛生面での問題が起きたりして、青汁が本来の効果を充分に発揮できなくなります。

2回に分けて飲む場合は、先に半分だけ水に溶かして飲んだら、残りは粉末の状態のまま冷蔵庫で保管しましょう。

そして2度目の時に、また改めて水で溶いてから飲むようにしてください。

飲む時間帯を変える

便の色は、消化液の一つである「胆汁」に含まれる色素によって決まります。消化器官が正しく働いている時の便は、胆汁の色を反映して黄土色から茶褐色の間になります。

しかし体内の消化器官の働きや、食物中に含まれる成分との反応などで、食事のタイミングによって便の色が変わる可能性もあります。

そこで一日の中で、青汁を飲む時間帯を変えてみるのも良いかもしれません。

朝・昼・晩では食事の内容も違っている上に、体調もかなり違うはずです。今まで朝食の時に飲んでいた青汁を、昼食時や夕食時にずらして飲んでみて、その結果を確認するのも一つの方法です。

青汁は薬ではなくて健康サポート食品なので、飲むタイミングによって効果が変わることはありません。朝・昼・晩と飲む時間帯を変えてみて、便が緑色にならないタイミングを見つけてみてください。

別の青汁に変える

もう一つの方法は、今飲んでいる青汁を別な青汁に替えてみることです。

青汁は主原料だけでもケール・大麦若葉・明日葉などがあり、そこに各メーカーが工夫してさまざまな成分をミックスしています。

原料の組み合わせによっては、他の青汁よりもクロロフィルを多量に含むタイプがあるかもしれません。

また青汁の加工法の違いによって、体内での消化や吸収に違いが出る可能性もあります。

緑色の便が出なくなるまで、各メーカーの青汁を試してみながら、最も自分に合った青汁を見つけてください。

いずれにしても、青汁を飲んで緑色の便が出るようになっても、青汁の健康増進効果には全く問題はありません。

気にならないという皆さんは、そのまま今の青汁習慣を毎日続けましょう。

青汁 便の色Q&A

青汁 便の色Q&A

最後にもう一つ、青汁と便の色との関係について、注意してほしいポイントを付け加えておきます。自身の健康度を測るバロメーターとして、参考にしてください。

青汁を飲んでいると緑色以外に黒や赤い便も出る?

健康的な便の色は茶色系でしたが、では青汁を飲むと緑色以外の変わった色の便が出ることはあるのでしょうか?

青汁を飲むと本来の便の色そのものが変化するわけではなく、便にクロロフィルの緑色の色素が混じるだけです。

つまり緑色以外の色の便が出る時は、青汁以外の別な原因があるということ。

便の色が灰色・赤色・黒色・深緑色になったりしたら、医療機関で診察を受けることをおすすめします。

良く知られているところでは、胃や腸にガンがあると、真っ黒い「タール便」というものが出てくると言われています。

それ以外の色の便の場合でも、体内で何らかの原因で出血が起こっていることが考えられます。

緑色でも濃い深緑色は要注意。青汁を飲んで便全体が、濃い緑色になることはありません。

ちょっとでも変わった色の便が続くようなら、まずは身近な医療機関に相談してみましょう。

青汁の栄養はしっかり吸収されている!

青汁の栄養はしっかり吸収されている!

クロロフィルは「緑の血液」とも呼ばれるように、植物にとっては血液にあたるほど重要な成分です。

その栄養素を分けてもらうことは、私たちの身体にも優れた健康効果をもたらしてくれます。

青汁に含まれるクロロフィルは、新鮮な状態を保ったまま封入されているため、色素が便に混じって出てくることがあるかもしれません。

しかし人の血液と非常に良く似た成分ですから、クロロフィルは吸収性も抜群に良いのです。

便の色が緑色になったとしても、クロロフィルの栄養素は間違いなく身体の中に摂り込まれています。

今までと同様に、安心して毎日の青汁習慣を続けてください。

今売れている人気の青汁をランキングで紹介。あなたにピッタリの青汁はこちらから上(↑)のランキングから購入者の口コミ情報なども確認できます。

102種類以上から厳選!青汁飲み比べ徹底比較!! 実際に飲んで試した!体験レポート公開中!

管理人自己紹介

青葉しずく(アラフォー)

青汁の教科書を運営している管理者であり、日本一青汁に詳しい現役栄養士の青葉しずくです。

青汁は現代人に不足がちな野菜の栄養をしっかり補うことのできる数少ない健康飲料。一人でも多くの人に飲んでもらいたく、日々青汁の研究を続ける毎日です。

このページのトップへ