青汁とは一体どんな飲み物なの?青汁に含まれる効果や効能について徹底解説

青汁とは一体どんな飲み物なの?青汁に含まれる効果や効能について徹底解説

青汁は野菜不足の解消や健康増進の効果から、日本ではかなり前から健康サポート食品として広く認知されています。

栄養豊富で安心して飲めることから、幅広い世代で愛されている食品でもあります。

しかし青汁を続けることで得られる効果や、青汁に使われている原材料については、意外に多くの人が知らないままに毎日飲んでいるのではないでしょうか。

青汁が何を使って、どのように作られているのか、またその栄養成分がどのような健康効果を生み出してくれるのか?青汁とはいったい何なのか?

青汁についてもっと良く知るほど、もっと青汁を上手に活用できるようになりますよ。

そもそも青汁とは?

青汁

野菜を調理して食べるのではなく、野菜の搾り汁を直接飲むのが青汁です。

シンプルな野菜の利用法ですが、このように植物を使う方法は、以前は薬用以外にはあまり用いられませんでした。

しかし青汁に良く似た野菜の利用法は、はるか昔の西暦984年に朝廷に献上された「医心方(いしんほう)」という医学書に記載されていたのです。

それからおよそ1千年という時を経て、食糧難の解消と健康増進のために復活したのが、現在の青汁のルーツなのです。

青汁が誕生したのは60年以上前

現在の青汁が誕生するきっかけになったのは、第二次世界大戦の頃にある人物が思いついた野菜の利用法でした。

その人物とは当時、大阪女子医学専門学校の教授をしていた遠藤仁郎氏です。

人々が食糧難に苦しんでいたこの時代に、遠藤氏は野菜の葉の部分を食料として使う方法を研究。

やがて野菜の葉を搾って作った汁に、健康増進効果があることを発見したのです。

その後青汁による健康増進法は、「遠藤青汁の会」という全国組織によって日本中に広まり、遠藤博士の名は「青汁の生みの親」として現在にまで残っています。

最近では飲みやすい青汁も増えている

最近では飲みやすい青汁も増えている

一般的に販売される商品として最初に登場した青汁は、日本人にはなじみのないケールという植物で作られていました。

ケールは日本では「リョクヨウカンラン」と呼ばれる、ヨーロッパの地中海沿岸が原産地の野菜です。

キャベツの原種に近い植物で、アブラナ科に属するケールは、ヨーロッパでは一般的な野菜として食用にされてきました。

苦みはありますが、サラダにしても美味しい野菜です。

しかしデビュー当時の青汁は、ケールの持つ苦みや青臭さが前面に押し出されて、お世辞にも美味しいと言える食品ではありませんでした。

宣伝するCMでも、堂々と「まずい!」と言っていたくらいです。

その後青汁の健康効果が広く認められると、さまざまなタイプの商品が生み出され、ケール以外の原材料を使ったり、フルーツの成分をミックスするなどして、飲みやすさにもこだわるようになりました。

現在は健康増進効果は保ったまま、美味しく飲める青汁も次々に登場して、子供からお年寄りまで幅広い世代に愛好者が増えています。

今こそ青汁が求められる時代

上記のグラフは日本国内での、主な農産物の消費量の推移を表したものです。

約40年の間に肉類の消費が継続的に伸びている反面、野菜類の消費量は25%近くも減少しています。

また次のグラフは、成人が1人あたり1日にどのくらいの量の野菜を摂取しているのか、年代別にまとめたものです。

現在厚生労働省の指針になっている数値では、成人が1日に必要とする野菜の摂取量は約350gです。

このグラフを見てみると、すべての年代で350gに届いていないだけでなく、特に20代~50代の働き盛りの人たちが、かなりの野菜不足になっていることが分かります。

この状況は、ここに表れている数値以上に深刻です。今、日本人は国民的に野菜不足に陥っていると言っても良いでしょう。

この状況だからこそ、戦後の栄養不足を解消したように、青汁によって野菜不足を解消する必要があるのです。

青汁で多く使われる野菜

現在青汁で最も多く使われている原料野菜は、大麦若葉・ケール・明日葉で、この3つを「青汁の三大原材料」と呼びます。どれも一般的なスーパーでは、お目にかかれない野菜です。

それぞれにどんな特徴があるのか、どのような健康効果が期待できるのか、その他の原材料と併せて紹介しましょう。

大麦若葉

大麦若葉

大麦はビールの原料などでおなじみですが、伸び始めてから20~30cm程度の未成熟な状態で刈り採ったのが大麦若葉です。

穂がついて収穫する頃よりも、若葉の段階の方が栄養素が豊富なのです。

大麦若葉に含まれる栄養素は、特定の成分がとび抜けて多いということはありませんが、全体的に非常にバランスが良いことが特徴です。

中でもビタミンA・C・Eと、ビタミンB群の含有量が多く、体内でエネルギーを作り出したり、代謝活動全般を活性化させる効果があります。

またミネラル類も幅広い種類を含んでいて、カルシウム・マグネシウム・カリウム・鉄・亜鉛・銅など、健康的な身体を維持するために必要な栄養素を効率的に摂取できます。

大麦若葉の主な健康効果(それに関わる主な成分)
  • 代謝アップと細胞を活性化する効果(SOD酵素・亜鉛)
  • 疲労回復効果(ビタミンB群)
  • 免疫機能を高める効果(ビタミンA・C)
  • 冷え性の改善効果(カルシウム)
  • ストレスを和らげる効果(ビタミンC)
  • 貧血の改善と予防効果(鉄)
  • ダイエット効果(SOD酵素)
  • アンチエイジング効果(SOD酵素・カリウム)
  • 美肌効果(ビタミンC)
  • 便秘解消効果(食物繊維)

ビタミンACEを豊富に含む上に、大麦若葉には今注目されている「SOD酵素」が含まれています。

こうした成分は強力な抗酸化作用を持っているため、動脈硬化・高血圧・糖尿病などの生活習慣病の予防や改善に高い効果を発揮してくれます。

これらの成分は活性酸素の除去に、非常に効果的なのです。

また大麦若葉に含まれるビタミン・ミネラルのバランスの良さは、身体を若々しく健康的に保つ上でも大きなメリット。

青汁の原材料の中でも味が良いので、野菜の青臭さが苦手な人には大麦若葉の青汁をおすすめします。

ケール

ケール

ケールについては前に紹介しましたが、キャベツやブロッコリーと非常に近い野菜の仲間です。

丸まらないキャベツといったイメージで種類も多く、ヨーロッパでは加熱して調理することが多いようです。

なぜケールが最初に青汁に用いられたかと言えば、一般的な野菜に比べて段ちがいに栄養素が豊富だからです。

食物繊維・ビタミン・ミネラルなど、健康増進のために求められる栄養素は、ほとんどもれなくケールに含まれています。

他の原材料と比較して特に多いのはビタミンCと、野菜には珍しいカルシウムです。しかもケールのカルシウムはとても吸収されやすいタイプなので、子供やお年寄りには特におすすめです。

ケールの主な健康効果(それに関わる主な成分)
  • アンチエイジング効果(ビタミンA・C・E)
  • 皮膚や粘膜を丈夫にする効果(ビタミンA・C)
  • 睡眠の質を高める効果(メラトニン)
  • 免疫機能を高める効果(ルビスコ・ビタミンC)
  • 目の機能を健康に保つ効果(ルテイン)
  • ストレスを和らげる効果(ビタミンC・カルシウム)
  • 便秘解消効果(食物繊維)
  • ダイエット効果(イソチオシアネート)

ケールには最近注目されている、「イソチオシアネート」という成分が含まれています。

この成分には発ガンを抑制する働きがあり、さらに体内の殺菌作用やダイエット効果まであると言われています。

また他の野菜には含まれない「ルテイン」や「メラトニン」の働きで、目の機能を健康的に保つ効果と、眠りの質を改善する効果も期待できます。

ケールはやや苦みが強くクセのある味ですが、栄養素の豊富さでは全野菜の中でも間違いなくトップクラスです。 今は味を工夫して飲みやすくなったケールの青汁もあるので、一度試してみてください。

明日葉

明日葉

明日葉は日本の太平洋沿岸地域に、昔から自生していたセリ科の植物で、食用から薬用にまで広く利用されてきました。

非常に生命力が強く、エネルギーに満ちあふれた野菜です。

明日葉に含まれる食物繊維・βカロテン(ビタミンA)・ビタミンEは、三大原材料の中でもトップです。

さらに体内のエネルギー産生に関わるビタミンB群は、そのほとんどの種類が含まれています。こうした成分は健康で丈夫な身体づくりには、なくてはならないものです。

ケールの主な健康効果(それに関わる主な成分)
  • 動脈硬化の予防効果(カルコン・クマリン)
  • 高血圧の予防効果(カリウム・カルコン)
  • 糖尿病の予防効果(カルコン)
  • 血流改善効果(クマリン)
  • 免疫機能を高める効果(ビタミンA・C)
  • 疲労回復効果(ビタミンB群)
  • 美肌効果(ビタミンA・C・E)
  • 便秘解消効果(食物繊維)
  • 認知症の予防効果

また明日葉には「カルコン」と「クマリン」というポリフェノールが含まれています。カルコンはほぼ明日葉だけに含まれる成分で、強い抗酸化作用を持ち、血糖値や血中のコレステロール値の低下や、内臓脂肪を減少させる働きをしてくれます。

クマリンには血液をサラサラにする作用があり、体内の血流改善や血栓をできにくくしてくれるため、動脈硬化の予防や改善に効果的です。

明日葉に含まれる成分には、「神経成長因子(NGF)」の産生を促進する効果が認められています。

この因子は認知症の予防や改善に関わっていると言われ、今後の研究結果が注目されています。

その他の原材料

三大原材料以外にも、いくつかの青汁メーカーが着目した原材料があります。その中でも特に健康効果が高いと言われているのが、桑の葉と長命草です。

桑の葉にはミネラル類とビタミン類が豊富で、中でもカルシウムと鉄は、他の野菜に比べて格段に多く含まれています。

また食物繊維の含有量が、青汁の原材料中でもとび抜けて多いため、便秘の改善・腸内環境の改善・糖尿病の予防と改善などに優れた効果を発揮します。

他にも桑の葉には、以前から血圧を下げる効果があると言われていました。

これは桑の葉に含まれる「γ-アミノ酪酸(GABA:ギャバ)」に、血圧の上昇を抑える効果があるためと考えられています。GABAには脳の興奮を抑えて、ストレスから身体を開放する作用もあります。

さらに桑の葉には「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」という、ブドウ糖に良く似た成分が含まれています。

DNJは食後に血糖値が急上昇することを抑えて、過剰な糖質の吸収を抑制してくれるため、糖尿病の予防や改善・ダイエットなどに効果を発揮してくれます。

もう一つの長命草は、沖縄地方で昔から食用や薬用に使われてきたセリ科の植物です。

カルシウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラル類と、ビタミンA・B・C・Eなどが豊富なことから、名前の通りに健康的で若々しい身体を保つ効果があります。

他にもルチン・クロロゲン酸などのポリフェノールを豊富に含むため、強い抗酸化作用で活性酸素を除去して、生活習慣病の予防や改善に効果を発揮してくれます。

また長命草には「イソサミジン」という成分が含まれていて、排尿に関する障害を改善してくれる効果が認められています。

この成分には前立腺の収縮を和らげたり、排尿の量を増やす働きがあるためです。

さらにイソサミジンには血管拡張作用もあり、全身の血流改善・動脈硬化の予防・冷え性の改善などにも効果的です。

これらの原材料を単独で使うか、それともバランスを工夫して何種類かを配合するのかは、それぞれの青汁メーカーのこだわりによって違います。

もちろん種類が多いほど効果が高まるわけではありません。

ここで紹介した各原材料の特徴と効果、それに自分が求める健康効果を重ね合わせて、最も自分に合ったタイプの青汁を探してみてください。

青汁の効果・効能とは

ここからは青汁を飲むことで得られる効果や効能という、今回の中心的なテーマについて説明します。

原材料の種類と主な成分については、既に細かく紹介しました。

青汁には全般的に、食物繊維・ビタミン・ミネラル・ポリフェノールなどが豊富に含まれています。さらに各原材料に特有の成分もありました。

こうした成分によって、どのような健康効果が生まれるのか、今度はそれぞれの効果毎に詳しく見てみましょう。

疲労回復効果

疲労回復効果

疲れはそのままにしておくと、徐々に蓄積してなかなか回復できなくなります。そこにストレスが加わって、さらに睡眠不足が続いたりすれば、慢性的な疲労に悩まされることになります。

疲労を回復するためには充分な栄養を摂ることと、睡眠の質を高めて疲労を溜めないこと、そしてストレスを適切に解消することが重要です。

青汁には非常に多種多様な栄養素が含まれていますが、「疲労回復のビタミン」と呼ばれるビタミンB1も豊富です。

ビタミンB1には疲労物質の蓄積を抑える働きがあり、その他のビタミンB群には身体に入った栄養素を、エネルギーに変換する働きがあります。

ビタミンB群を多く摂ることで、体内のエネルギー効率がアップして、基礎代謝や新陳代謝が高まるため、疲労の回復が早まると同時に疲れにくい身体になります。

またビタミンCと、カルシウムやマグネシウムには、ストレスを軽減して精神を安定させる効果があります。

ストレスが減ると身体がリラックスして、睡眠の質も良くなるので、やはり疲労の回復が早くなります。

睡眠不足がひどい場合は、メラトニンを多く含むケールの青汁を飲むことも効果的です。

疲労回復効果をさらに高めるには、毎日の青汁を習慣にすること以外にも、普段から良質なタンパク質を多めに摂ることも1つのポイントです。

便秘解消効果

便秘解消効果

青汁の便秘解消効果は、何と言っても食物繊維の存在です。

便秘の原因にも色々とありますが、主な要因は腸内環境の悪化と、筋力の低下や腸のぜん動機能の低下にあります。

便秘を解消するためには、腸内細菌のバランスを整えて、さらに腸が食物を送り出すぜん動運動を活発にしなければなりません。

このサポートを全て請け負ってくれるのが、青汁にたっぷりと含まれた食物繊維なのです。

食物繊維は栄養素として吸収されることはほとんどありません。その代りに他の食物から水分を吸収して膨らみ、小腸から大腸の中を刺激しながら進んで行きます。

この刺激が、腸のぜん動運動を活性化する役目を果たすのです。

さらに食物繊維は腸の中を進む間に、腸壁に付いた食物のカスや老廃物を吸着して、そのまま便として排出してくれます。これは腸内環境の改善に絶大な効果を発揮します。

また最近の研究から、一部の食物繊維は腸内細菌のエサとしても利用されていることが分かりました。

特に善玉菌の働きを活発にしてくれるので、腸内の細菌バランスが整えられて、一段と腸内環境の改善効果がアップします。

食物繊維はどの青汁にも豊富に含まれていますが、桑の葉とクマザサの含有量は他の原材料を圧倒します。

ひどい便秘に悩まされている皆さんは、この2つの原材料を配合した青汁をチェックしてみてください。

肌荒れ解消効果

肌荒れ解消効果

肌荒れの直接的な原因は、肌のターンオ-バーが正常に行われていないことです。

加齢や生活習慣の乱れ、栄養不足や睡眠不足などが重なると、肌が定期的に再生する機能が低下して、肌のトラブルが起こるのです。

ターンオーバーを正常に戻すには、生活習慣を改善すると同時に、食生活でビタミン類をたっぷりと摂ることがポイント。

青汁には各種ビタミンが豊富に含まれているので、継続して飲んでいると肌のトラブルにも効果的です。

青汁に含まれているビタミンの内、肌荒れの解消効果で注目してほしいのは、ビタミンA・C・Eで、「ビタミン・エース」とも呼ばれています。

ビタミン・エースには、皮膚や粘膜を健康に保つパワーがあるため、肌のターンオーバーの改善にも効果大。

中でもビタミンCは、コラーゲンの生成に欠かせない成分なので、ハリとツヤのある若々しい肌を保ちたいなら、毎日充分な量を摂取する必要があります。

他にも青汁にはリボフラビン(ビタミンB2)や、ナイアシン(ビタミンB3)が豊富に含まれています。

これらのビタミンも肌を健康に保つ効果が高い成分です。

ダイエット効果

ダイエット効果

効果的なダイエットの方法は、大きく分けて2つあります。1つは摂取するエネルギーよりも、消費するエネルギーを大きくすること。身体のエネルギー収支が赤字なら、自然に余分な脂肪が減って行きます。

もう1つは体内で脂肪の吸収を抑えて、さらに中性脂肪を分解~燃焼する効果が高い成分を摂ることです。

青汁ダイエットなら、この2つの方法が同時にできてしまいます。

便秘解消の時にも紹介した食物繊維には、腸内で糖質の吸収を抑制しながら、さらに余分な糖質を吸着して体外に排出する働きがあります。

この効果を高めるためには、食前に青汁を飲むことがおすすめです。

青汁に豊富に含まれるビタミン類の中で、ビタミンB群は全体的に体内でのエネルギー産生や、代謝活動の活性化に関わっています。

身体の中に摂り入れられた栄養素は、ビタミンB群が充分に補給されていれば、スムーズにエネルギーに変換されるため、中性脂肪になって溜まってしまう心配がありません。

他にもビタミンA・C・Eや酵素など、青汁に含まれるダイエット効果の高い成分は、とてもこのスペースでは説明しきれません。

詳しくは「青汁ダイエット」のページで確認してください。

→「青汁ダイエット」の記事にリンク

さらに青汁なら、食事の一部を青汁で補う「置き換えダイエット」が可能です。毎日1食分のメニューから1品を青汁に置き換えたり、1食丸ごと青汁に置き換えたりと方法は自由です。

青汁は低カロリーで栄養豊富なので、健康的に摂取エネルギーを減らすことができるでしょう。

血流改善効果

血流改善効果

よく血液がドロドロになると言いますが、血中のコレステロールや脂質が増え過ぎると、動脈硬化が起こりやすくなったり、血栓ができるなどの危険性が高まります。

そのため脳梗塞や心筋梗塞など、命に関わる疾患を防ぐためには、血液をサラサラにして体内の血流を改善することが大切です。

青汁には体内の血流を改善する他、貧血や冷え性にも効果的な成分が豊富に含まれています。

まずケールや大麦若葉には、血液の元になる鉄分が豊富。また青汁の原材料は、全般的に葉酸(ビタミンB9)を多く含んでいます。葉酸は「造血のビタミン」と呼ばれるほど、血液の生成に大きく関わっています。

ビタミンB12も同様で、健康的な赤血球を作る上で欠かせない成分です。

青汁の原材料はビタミンB群を多く含むため、血液を作り出すと同時に代謝を活性化させて、全身の血流を改善させる効果が高いのです。

明日葉の説明で登場したカルコンには、血液中のコレステロール値を下げる効果があり、クマリンには血液サラサラ効果があります。

また長命草に含まれるイソサミジンは、血管を拡張させる働きがあるなど、血流改善に効果的な成分の一つです。

これら以外にも青汁には血行促進や、血液サラサラ効果の高い成分が多く含まれているので、全身の血流を改善して、危険な疾患を未然に防ぐ効果が高いのです。

しかも女性に多い貧血や冷え性の悩みも解消してくれます。

アンチエイジング効果

アンチエイジング効果

身体の老化を速める原因になるのは、乱れた生活習慣・ストレス・喫煙習慣などによって、体内で活性酸素が増え過ぎることです。活性酸素は老化だけでなく、ガンや生活習慣病を引き起こす元凶とも言われています。

アンチエイジングの基本は、この活性酸素の過剰な活動を封じることです。対策としては規則正しい生活と適度な運動、そして最も重要なのが食生活の改善です。

食生活では抗酸化作用の高い成分を、ふんだんに摂ることを心がけましょう。青汁には強い抗酸化作用を持つ成分が、非常に多くの種類たっぷりと含まれています。ここでも主役になるのはやはりビタミンです。

特にアンチエイジングで重要な成分は、「ビタミン・エース」と呼ばれるビタミンA・C・Eの3種類。これらのビタミンは、互いに連携しながら4種類ある活性酸素を効果的に除去してくれます。

青汁の原材料ではケールと明日葉に多く含まれる成分です。

他にも野菜や果物全般に含まれるポリフェノールも、強力な抗酸化作用を発揮してくれます。また大麦若葉に含まれるSOD酵素も、高い抗酸化作用で注目されています。

アンチエイジングは女性にとって、最も興味があるテーマの一つです。身体の老化には活性酸素以外にも、さまざまな原因があります。

詳しいアンチエイジング対策については、「青汁でアンチエイジング効果」のページで確認してください。

→「青汁でアンチエイジング対策」の記事にリンク

免疫機能を高める効果

免疫機能を高める効果

青汁には毎日の生活を健康的におくるため、つまり病気にかかりづらい身体を作るための成分も豊富です。

外部から侵入するウィルスや病原菌に立ち向かうのは、私たちの身体に備わっている免疫機能の役目。

実は免疫機能は腸内環境と、非常に密接なつながりがあるのです。免疫細胞は腸内で作られると言うくらい、腸内環境と腸内フローラが重要なのです。

腸内フローラとは簡単に言うと、善玉菌と悪玉菌とのバランスのこと。便秘解消のところでも述べましたが、青汁に含まれる食物繊維は善玉菌を活性化してくれます。その結果腸内細菌のバランスが良くなって、徐々に免疫機能もアップします。

さらに青汁に含まれるビタミン・ポリフェノールが持つ抗酸化作用と、多種類の酵素による代謝活動の活性作用も、免疫力を高めるためには非常に有効です。

青汁を継続して飲むことで、私たちの身体の防御システムは、常に高性能を保てるようになるのです。

生活習慣病の予防と改善効果

最後にこれも抗酸化作用に関わることですが、青汁に含まれる成分は、高血圧・糖尿病・肥満といった生活習慣病を防ぐ効果にも優れています。

こうした疾患はさらに上のレベルの、危険な病気への入り口にもなるため、普段から適切に予防することが重要です。

ここまでに紹介してきたビタミンA・C・E、SOD酵素、食物繊維、桑の葉のDNJとGABA、ケールのイソチオシアネート、明日葉のクマリンとカルコンなど、青汁に含まれる生活習慣病を防ぐ成分は、数えればきりがありません。

このように青汁にはたくさんの健康効果がありますが、大切なのは毎日決められた分量を継続して飲むことです。

毎日続けることで、少しずつ身体の隅々まで健康効果が行き渡るからです。では青汁を毎日飲む中で、気になる副作用や注意点はないのでしょうか?

青汁に副作用はあるのか?

青汁に副作用はあるのか?

青汁は新鮮で安全な野菜の搾り汁なので、私たちが毎日食べている食物と、基本的には変わるところはありません。

まして薬の成分など使われるはずもないので、副作用の心配はありません。

ただし健康増進のために飲む上で注意すべき点と、体質的に青汁の飲用を避けた方が良いケースはあります。

なるべく安心して青汁を飲むためにも、ここで注意すべきポイントをまとめておきましょう。

野菜の搾り汁なので基本的に副作用はない

野菜の搾り汁なので基本的に副作用はない

多くの種類が登場している青汁の中で、純粋に野菜や果物を原料にしているものであれば、医学的に言うところの副作用が起こる心配はありません。

薬の場合はある症状を抑えるために効果的な作用を「主作用」と呼び、逆に望まない効果が出てしまうことを「副作用」と呼びます。

青汁は食品の中でも健康サポート食品に当たるもので、薬の成分を配合したり、特定の成分だけを強化するような加工はしていません。

そのため青汁を毎日飲むことで、健康に好ましくない効果が現れることは、まずないと考えて良いでしょう。

飲みすぎは腹痛や下痢の原因に

飲みすぎは腹痛や下痢の原因に

青汁の飲み方で注意してほしいことは、必要量以上に飲み過ぎないことです。メーカーが推奨する用法と用量を守らないと、まれにですが不快な症状が出ることがあるのです。

青汁の飲み過ぎによる不快な症状
  • 腹痛
  • 下痢
  • 便秘
  • 吐き気
  • 食欲不振

本来なら下痢・便秘・食欲不振などは、青汁を飲むことで解消されるべき症状のはず。しかし青汁を飲み過ぎることで、逆にこうした症状が現れてしまうのはなぜでしょうか?

これらの症状は一度に多量の青汁が入ってきたことで、消化器官が過剰に反応してしまうことが原因でしょう。

腹痛は多量の青汁に反応した胃や腸が、それを早く送り出そうとして動きが激しくなり、その動きが痛みになって脳に届くと考えられます。

吐き気を感じるケースも、多量の青汁を胃が異物と判断してしまい、早く身体の外に出そうという自然な反応だと思われます。

また下痢や便秘、食欲不振などは食物繊維が関係しているのでしょう。過剰な食物繊維が腸内で膨張すると、便に含まれる水分バランスが崩れて、下痢や便秘になることも考えられます。

いずれにしてもこうした症状は、青汁を飲み過ぎなければ避けることができます。もし症状が出てしまった時でも、一時的に青汁の摂取をストップすれば、後は時間が解決してくれるでしょう。

健康増進のために飲む青汁で、身体に悪影響が出てしまっては本末転倒です。

青汁はメーカーが推奨する用量を守って飲むようにしましょう。

食物アレルギーがある人は注意

食物アレルギーがある人は注意

オレンジ・キウイ・桃・りんご・バナナなどを含んだフルーツタイプの青汁には気をつける。

野菜を原材料に作られている青汁なら、食物アレルギーを引き起こす原因成分は含まれていません。食物アレルギーが問題になるのは、副原料を使ったタイプの青汁です。

現在栄養素や味の面から、果物の成分を含んだ青汁も増えてきました。しかし果物は意外にも、食物アレルギーを起こしやすい食べ物なのです。

中でもオレンジ・キウイ・桃・りんご・バナナなど、誰もが気軽に口にする果物が、食物アレルギーのアレルゲン(原因物質)に指定されているのです。

また動物性の食物繊維として、一部の青汁に配合されている「キトサン」は、エビやカニなどの殻から作られています。

エビやカニは食物アレルギーを起こしやすい、「特定原材料」にも指定されている食品です。

これらのアレルゲンに反応してしまう体質の人は、青汁を選ぶ時には特に成分表示に注意してください。

また予想外の食品に対して、アレルギー反応を起こしてしまうことも無いとは言えません。何らかのアレルギーを持っている人は、青汁を飲み始める前に医師に相談することをおすすめします。

ワーファリンを服用している人はNG

「ワーファリン」とは血栓をできにくくする薬ですが、この薬で治療中の場合には、青汁の飲用は避けた方が良いでしょう。

血栓ができやすくなると、悪化した場合脳梗塞や心筋梗塞を発症する危険性も出てきます。そのため血液を固まりにくくして、血栓の発生を抑えるのがワーファリンの作用です。

ケガをした時に出血した血液が固まるのは、血小板が働くからですが、その働きをサポートするのがビタミンKです。ビタミンKは血液凝固に関わるビタミンなのです。

青汁にはビタミンKも豊富に含まれています。ということは、ワーファリンで治療中の人が青汁を飲むと、ビタミンKが薬の作用を打ち消してしまう危険性があるのです。

ただしそれ以外の薬剤や治療法で、青汁の成分が治療の妨げになることはありません。安心して毎日の青汁習慣を続けてください。

青汁を購入する際に注意すること

以前に比べると飛躍的に種類が増えた青汁に、どれを選んだら良いか迷う人も多いかもしれません。

選ぶ時のポイントとしては、自身の健康に関わることなので、原材料の品質と安全性を最優先すべきです。

では実際には何を基準にして選べば良いのか、原材料・副原料・価格の3つに絞って、青汁を選ぶ上での注意点を確認しておきます。

含まれる野菜・産地を確認しよう

含まれる野菜・産地を確認しよう

まず自分がどのような健康効果を求めているかによって、青汁のベースになる野菜の種類を選びましょう。健康増進全般が目的であれば、ケール・大麦若葉・明日葉がベースになっていれば充分です。

しかし野菜の栽培法は地域や生産者によって違います。栄養価と安全性を考えると、海外産の原材料を使った青汁よりも、国内産の青汁を選ぶべきでしょう。

また直接生の野菜から作られる青汁なので、農薬や化学肥料の使用状況も細かくチェックしたいところ。なるべく原材料の生産地や、生産者情報を確認できる青汁を選びましょう。

商品の品質にこだわっているメーカーであれば、ホームページで生産地・栽培方法などの情報を詳しく説明しているはずです。

逆にそれらの情報がほとんど分からないような青汁は、いくら価格が良心的でも避けた方が良いでしょう。

添加物の少ない青汁を選ぶ

添加物の少ない青汁を選ぶ

青汁の商品によっては、野菜以外にも副原料を使っているものがあります。主な副原料としては果物類、乳酸菌やキトサンなどの栄養成分、コラーゲンのような美容成分などさまざま。

食物アレルギーがなければ、こうした成分を配合した青汁を飲んでも、青汁本来の健康効果は得られるでしょう。

しかし中には保存料・甘味料・香料・着色料などの、食品添加物を使用した青汁も存在します。

特に人工的に作られた添加物は、まだ長期的に摂取した場合の影響が分からないものが多いので、青汁を選ぶ時には添加物の使用状況にも注意してください。

安すぎる青汁には要注意

青汁を価格で選ぶ場合は、特に品質に注意が必要です。あまりにも安価な商品には、海外産の安い原材料が使われていることが多く、味や保存性を高めるために人工的な添加物を使っている可能性もあります。

国内製造という表示があっても、原材料が国産だという証明にはなりません。海外で生産された野菜を加工して、それを原材料として輸入してから国内工場で作れば、表示上は国内製造で許可されるのです。

国内製造でも価格が安すぎると感じたら、品質に疑問を持った方が良いでしょう。

品質を判断する目安としては、青汁1杯分で100円程度を基準にしてください。それよりも安い青汁には、何らかのワケがあるはずです。

健康を考えれば、1杯100円は安いものだと言えるでしょう。

青汁とはQ&A

青汁とはQ&A

最後に青汁を飲む上での、基本的な疑問にお答えしておきましょう。

青汁は毎日飲まなければいけないの?

青汁は飲んですぐに効果が現れるわけではなく、習慣として続けることで初めて効果が得られるものです。

本気で健康増進を考えているなら、毎日欠かさずに飲み続けてください。

人間の体内に変化が現れるには、一定の周期があります。健康食品や美容成分も、一般的には3か月以上続けないと効果の有無は判断できないと言われます。

青汁も同じように、まずは毎日の習慣として3か月以上は続けてください。

ただし一度にたくさん飲んでも効果は変わりません。メーカーが推奨する用法と用量を守って飲むようにしてください。

青汁だけ飲めば野菜は摂らなくていい?

青汁1杯で、1日に必要な野菜の栄養素を全てカバーできるわけではありません。青汁はあくまでも、普段の野菜不足をサポートするための食品です。

健康を維持するためには食生活を見直し、肉類や脂分の多い食事を減らして、野菜を多く食べることを心がけましょう。

そこに青汁をプラスすることで、最も理想的な食生活となるでしょう。

水や牛乳以外の飲み物と割ってもいいの?

青汁のアレンジ方法は色々あります。まず水や牛乳で割る方法も、それをお湯や温めた牛乳にすることで、冬でもホット青汁として楽しめます。

他にも豆乳・ココア・ポタージュスープなど、アイデア次第では飲み物から料理まで幅広く応用できます。青汁のレシピ集など、色々なアレンジ法を紹介したサイトもあるので、参考にしてみてください。

他にも意外な組み合わせでは、青汁をお酒で割るという飲み方もあります。お酒を飲みながら健康増進とは、まさに一石二鳥のすばらしいアイデア。

ただし青汁に含まれるビタミンや酵素は、基本的に熱に弱い性質があるので、あまり温度の高い食品との組み合わせは避けた方が良いでしょう。

栄養価の高い青汁は野菜不足解消に効果的な飲み物!

栄養価の高い青汁は野菜不足解消に効果的な飲み物!

青汁は単なる野菜の搾り汁ではなく、歴史と伝統のある非常に奥の深い健康食品です。青汁に含まれている成分を確認してみると、その多様な働きと健康効果に驚かされます。

人の身体を健康にする食べ物とは、ある特定の成分だけを強化したものではありません。多くの成分をバランス良く摂ることで、それらが総合的に体内で作用しながら、徐々に身体は健康になって行くのです。

青汁の最も優れた点は、この栄養のバランスそのものにあります。これは青汁が、特に栄養価の高い原材料にこだわっているからで、青汁以外にこれほど豊富な栄養素を含む食品はないでしょう。

まだ青汁を始めていない皆さんは、このページを参考にして青汁習慣を始めてみましょう。また既に青汁を飲んでいる皆さんも、より深く青汁を知ることで、さらに充実した青汁ライフを楽しんでください。

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管理人自己紹介

青葉しずく(アラフォー)

青汁の教科書を運営している管理者であり、日本一青汁に詳しい現役栄養士の青葉しずくです。

青汁は現代人に不足がちな野菜の栄養をしっかり補うことのできる数少ない健康飲料。一人でも多くの人に飲んでもらいたく、日々青汁の研究を続ける毎日です。

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